...鮪衝く鮪一〇...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...笈摺岩、右に天を衝く...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...聲せし方を仰げば、二子の峯、暮色の中に淡く見えて、高く天を衝く...
大町桂月 「箱根神社祈願の記」
...空間を衝く自分の力をもつと強くしなければならないと考へた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...衝くべき虚がいくらもあるように思われたが...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...プーンと鼻を衝く煙硝(えんせう)の匂ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その大本(おほもと)を衝くことが出來さへすれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...埃くさい臭(にお)いがムッと鼻を衝く...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...うまいものだなあ――と吐息を衝くのであつた...
牧野信一 「「尾花」を読みて」
...それに依つて唱歌者或ひは舞踏者は暫しの息を衝くとその書にあつたと思ふ...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...梯子を登つて天井のあかり窓から折々息を衝く時は“Oh Universe !”と唸つて...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...硝煙鼻を衝く新戦場の活写であつた...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...眼尻でまた小衝くやうにした...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...(溜息を衝く...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「辻馬車」
...自分の知らぬ部分の母の労苦に見えて胸を衝くものがあった...
横光利一 「旅愁」
...どんなにあなたの胸を衝く結果になったとしましても――一度は正視すべき要のあるひそやかな惧れを...
横光利一 「旅愁」
...人の心のうつろを衝く...
吉川英治 「折々の記」
...こちらは江を渡って袁術の側面を衝くゆえ...
吉川英治 「三国志」
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