「衝き」の意味
突き刺すこと
小説での「衝き」の使い方
...これを衝き動かし...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...その矢の穴より衝き返し下したまひしかば...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...闇を衝き雪を衝きて徒歩す...
大町桂月 「水戸觀梅」
...彼は他の通行人に輕く衝き當つて...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...若者のように理性を衝き破って全身の脈管に漲(みなぎ)りわたってくることもあれば...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...姉の児を衝き飛ばすようにして先に立てて二階へあがった...
田中貢太郎 「変災序記」
...農舎の中は悪臭鼻を衝き...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...吐息を衝きながら森の彼方を視詰めた...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...誰しも屡々吐息を衝きがちなものであるが――わたしは...
牧野信一 「好日の記」
...」太十は降参の盃を傾けながら、吐息を衝き、惚々と私の姿を見あげた...
牧野信一 「武者窓日記」
...科學が必然的に手をふれ殘してゐる不可知界を指摘して、その弱點を衝き、神祕――寧ろ唯一神の存在、可能を説くところ、形式は説話的ではあるものの、その論證は神學の辨證論的で神祕的なものにふれてもなほ、そこにはハッキリした理智のひらめきを見せてゐる...
宮原晃一郎 「科學的の神祕」
...お前は残酷にも己を不慥(ふたし)かな人間の運命の圏内に衝き戻したな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...7865アイオルス流の蒸気の爆発力が平地の古い上皮(うわかわ)を衝き抜いて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...烈しいものがこの針を衝き進め...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...二人が蹌踉めいて壁に衝きあたるときにも...
横光利一 「旅愁」
...横槍を衝き入れるのが武田信玄なのであった...
吉川英治 「篝火の女」
...孔明の軍を衝き給え」と...
吉川英治 「三国志」
...物に衝き当った蝙蝠(こうもり)のように...
吉川英治 「夕顔の門」
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