...「昨日、近くの居酒屋で行火があったらしく、大騒ぎになっていた...
...「台所で火を使うときは、行火に気をつけてください...
...「都心部では、行火が原因で放火事件が増えているとのことだ...
...「行火を使って料理を作るのは初めてで、ちょっと緊張している...
...「昔は、祭りの時には行火で飯を炊いていたそうだ...
...シャツやズボン下を吊(つ)った下に婆(ばあ)さんが一人行火(あんか)に当っている...
芥川龍之介 「浅草公園」
...艫(とも)の処に行火(あんか)を跨(また)いで...
泉鏡花 「歌行燈」
...阿母(おふくろ)は行火(あんか)だというのに...
泉鏡花 「女客」
...食卓(ちゃぶだい)の向うでとうに飯(めし)をすまして行火(あんか)にあたっている女房の方を見て...
田中貢太郎 「黄燈」
...平気を装(よそお)うて行火(あんか)を出てもとの処へ坐った...
田中貢太郎 「黄燈」
...老人(としより)行火(あんくわ)に凭(よ)り懸つたまゝ...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...汚い桝(ます)のなかで行火(あんか)に蒲団(ふとん)をかけ...
徳田秋声 「縮図」
...船のなかへ行火(あんか)を入れ...
徳田秋声 「縮図」
...ろくな行火(あんくわ)もありやしません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その日も行火(あんくわ)の欲しいやうな曇つた日でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下駄へ行火(あんか)を仕掛けたと言う時代です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そこは寒いからこつちへ來て行火(あんくわ)にでもあたんなすつたら……」孝次郎は店の間に自分の荷物をひとまとめにして...
林芙美子 「雨」
...孝次郎は濡れて固くなつた靴をぬぐとその小さい行火に足をさし込んだ...
林芙美子 「雨」
...そして木材が焦げてしまう限度調整に失敗して穴が開いているのが惨めたらしい行火...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...行火(あんくわ)へ焙(あた)るならいつでも床(とこ)の中(なか)へ入(い)れて置(お)いては成(な)らないぞえ...
樋口一葉 「うらむらさき」
...温泉行火の設備もあり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...頬が行火(あんくわ)のやうに熱くほてつてゐました...
牧野信一 「美智子と歯痛」
...手をさし込んでゐた行火の上に雜誌を伏せて顏を覘くと...
水野仙子 「四十餘日」
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