...別段何にも仰言(おお)せられずただ言葉尠(すくな)に書記官と一緒に大使のところへ行って来るが一時間ばかりもしたら用談が済むからその時分に車を迎えに寄越すようにと言い残されたまま...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...そんなら僕行って来る...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「縁日に行って来るよ」と...
谷崎潤一郎 「少年」
...手を洗いに行って来ると...
徳田秋声 「縮図」
...休暇を貰(もら)って田舎へ行って来るよ...
徳田秋声 「縮図」
...行って来るがいい...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ことによると碇場(いかりば)まで行って来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者は高山まで行って来るよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...行って来るがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...話しが容易に決らなかったものと見えて(暫(しばら)く其処(そこ)まで行って来るから...
野村胡堂 「眠り人形」
...お茶を貰うて来てくれんか」「行って来るわ」気軽に答えて...
火野葦平 「花と龍」
...T「一寸彼女ん処へ行って来る」と言って立ち去る...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...「船が高浦まで行って来るのに一時間ある...
山本周五郎 「留さんとその女」
...本郷の無尽講の計算に行って来ると云って...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...行って来るからな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ちょっくら行って来るぞ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「町へ托鉢(たくはつ)に行って来るでの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...佐渡平、ではやがて近いうちに、貴様の弟忠三郎の仇(かたき)もとってやるぞ」たちまち、前垂れをはずし、縞(しま)の着物をかなぐり捨てると、そこにあった、ぼんてん帯に、仲間法被(ちゅうげんはっぴ)、真鍮(しんちゅう)こじりをうしろに差し込んで、「一走り、行って来る」と、小箱をふところに、裏口から飛び出した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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