...行く末うたてのみ侍れば...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...行く末は勿論(もちろん)アストラットじゃ」と三日過ぎてアストラットに帰れるラヴェンは父と妹に物語る...
夏目漱石 「薤露行」
...どうしても越前屋へ行く末なら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...終いには――終いにはお前の行く末に邪魔になると思い込んで...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...これからの行く末をも鎖りにつながれたるやうに考へぬ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...行く末のことも思われて...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...同時に自分の行く末から差し込んでくる仄(ほの)あかりとの...
堀辰雄 「花を持てる女」
...院のために行く末長く寿命の保たれることを僧たちの祈り唱えるのも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...行く末長く信頼のできる人柄である点で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...行く末に何の希望もないカラッポの妾の胸が...
夢野久作 「少女地獄」
...行く末の相談どころでなく...
夢野久作 「霊感!」
...世の行く末もありやなしや...
吉川英治 「折々の記」
...行く末たのむ」と...
吉川英治 「私本太平記」
...野育ちの強さだけでは、行く末、自分のものとして、ほんとに役立つ家来にはなれない...
吉川英治 「新書太閤記」
...幼い者たちの行く末...
吉川英治 「新書太閤記」
...直家同様に、行く末とも、お引き立て下しおかれますように」「案じるな、故人へもここで誓うておく...
吉川英治 「新書太閤記」
...物好きにも、護符(ごふ)の禁を破って、人の世の地上へ、百八の魔をばら撒(ま)いたからには、行く末、どんな世態を見ることやら、いまから身も縮む思いがされます...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どうじゃ武松」「はっ」「気に入ったか」「なにがでございますか」「もし玉蘭が好きになったら、行く末、そちの妻に娶合(めあわ)せてつかわすぞ」「滅相(めっそう)もない」彼の言い方が、余り真剣だったので、あたりの者は、どっと笑った...
吉川英治 「新・水滸伝」
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