...おーい」……それがその瞬間に耳の底をすーっと通ってすーっと行くえも知らず過ぎ去った...
有島武郎 「或る女」
...行くえ不明になったんです...
江戸川乱歩 「影男」
...行くえ不明になって...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...行くえ不明にもならないで...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...またひとしきり煙に和して勢いよく立ち上る火花の行くえを目送(みおく)れば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...行くえがわからなくなっているとのことですし...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...その若いフランス婦人の行くえを捜そうとつとめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのまま行くえ知れずになってしまった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...行くえ知れずになりまさあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...鏡の行くえについて考え始めた...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...結局(けっきょく)行くえは知れなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...何処へお嫁に行くえ? 天狗さまのところへかえ? おお...
三好十郎 「斬られの仙太」
...姫君の行くえについては何も得る所がなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大将の手へ行くのではなくどこともなく行くえをくらまそうとするのではあるまいか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宰相の君も実家の姉の話に行くえを失ったと聞いた宇治の姫君のことが胸に浮かび...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...行くえの知れぬことになって人々を悲しませた自分の噂はいつか伝わって来ることであろうから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...毎日毎日父の行くえを捜して...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...お千絵殿の行くえはこのほうより...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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