...兄の蟄伏期(ちっぷくき)も長いことなく終わるだろう...
有島武郎 「片信」
...僕の生活の長い蟄眠期(ちつみんき)もようやく終わりを告げようとしているかに見える...
有島武郎 「片信」
...蟄居(ちっきょ)の形なのです...
太宰治 「小さいアルバム」
...あれは私が高野山の龍泉院に蟄居(ちっきょ)して盲目物語を書き上げた年であったから...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...蟄居十日、断酒五日...
種田山頭火 「其中日記」
...マンチュアに蟄(ちっ)してござれ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...「余り家にばかり蟄居しているから...
豊島与志雄 「人の国」
...この頃徳川慶喜公を始めその他一時朝敵の名を蒙り蟄居を命ぜられた藩主連も...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...二の舞を起してはならんから――蟄居(ちっきょ)か...
直木三十五 「南国太平記」
...やはり凡(すべ)ての日本的固有の文明を創造した蟄居(ちっきょ)の「江戸人(えどじん)」である事は今更茲(ここ)に論ずるまでもない...
永井荷風 「妾宅」
...義俊母子を近江(おうみ)三河一万石に蟄居(ちっきょ)させてしまったのでした...
野村胡堂 「十字架観音」
...数日間の蟄居に飽いたハンプトン大佐は肺いっぱいにいい空気を吸いこもうと外出することに決めた...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...又矩之は本所の津軽邸内に蟄してゐたのに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...生涯蟄居の重い咎めを仰せつけられました...
山本周五郎 「日本婦道記」
...……今朝はそのことを御霊屋へ、御報告にでも」「されば、蟄居の身も、ひとまず解かれましたゆえ」「さだめし、御先祖のみたまも、これで御安堵なされたことでございましょう」「いや、なかなかまだ、仏たちも、安心はしておりますまいよ...
吉川英治 「私本太平記」
...高氏のうけた蟄居の難にしろ...
吉川英治 「私本太平記」
...どこか田舎へ蟄居(ちっきょ)されたそうです」「義昭(よしあき)将軍に退けられたか」「どうかして...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだ時をえない源氏党が蟄伏(ちっぷく)していたそれらの山村の武蔵野の果ての部落を行くと...
吉川英治 「随筆 新平家」
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