...私(わたくし)の荒(すさ)んだ胸(むね)に融(と)け込(こ)んで行(ゆ)きました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...近所の内儀さんに融通してやる位の小金は何日(いつ)でも持つてゐると言ふ...
石川啄木 「鳥影」
...日本民族によって融合統一され...
石原莞爾 「最終戦争論」
...仏に融け入る境地へみちびく...
種田山頭火 「物を大切にする心」
...そこから落ちる雪片の一部は中層を通る時に半融解して後に再び寒冷な下層に入って氷結し...
寺田寅彦 「凍雨と雨氷」
...本能の欲求する睡眠を抑制するつらさとが渾然(こんぜん)と融和した形になって当時の記憶を彩っているようである...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...鶴さんに着物を融通したり何かしたと云うことが...
徳田秋声 「あらくれ」
...融自身の破綻だらけな生活や卑小な仕事が...
徳田秋聲 「歯痛」
...頑固で何につけても融通のきかない石田老巡査だけが...
戸田豊子 「鋳物工場」
...なごやかな静寂のうちに融(と)かし込んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...互に融和すべき一縷(る)の糸の繋(つな)がれていることである...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...御前の学資は融通して来たんだから」と答えた...
夏目漱石 「門」
...物体の運動(落下・波・風・天体)や物質の変化(気化・液化・凝固・融解)のように...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...この中果皮と内果皮とは互いに一つに融合しておってこの部が食用となるのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...些とでも觸ツたらプリツとする………だから誰とも融和(ゆうわ)することが出來ないのよ...
三島霜川 「平民の娘」
...専門家の師匠というものは自身の芸には偉くても融通のきかないものだから」などとお命じになるなつかしい味のある院の御様子をうれしく拝しながらもまた衛門督は恥ずかしく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...樵山の系は源融(みなもとのとほる)の曾孫渡辺綱から出でてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...――孔融はハッと眼をみひらいたが...
吉川英治 「三国志」
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