...「僕等は蜃気楼を見に出て来たんだよ...
芥川龍之介 「蜃気楼」
...「どうもこの頃は蜃気楼ばやりだな...
芥川龍之介 「蜃気楼」
...………奥さんはまだ蜃気楼を見ないの?」「いいえ...
芥川龍之介 「蜃気楼」
...『若(も)しもこれが蜃気楼(しんきろう)なら世(よ)の中(なか)に蜃気楼(しんきろう)でないものは一(ひと)つもありはしない……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...蜃気楼だな!」不意に雄太郎君が叫んだ...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...わたしはたぶん蜃気楼作用によって...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...三階の廊下から見上げた山腹の各旅館の、明るく灯のともつた室々の障子の列が上へ上へと暗い夜空の上に累積してゐる光景は、龍宮城のやうに、蜃氣樓のやうに、又ニユーヨークの摩天樓街のやうにも思はれた...
寺田寅彦 「伊香保」
...多くの商売は詐に築(つ)かれた蜃気楼(しんきろう)と云ってもよい...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...砂漠のオアシスは蜃気楼であることもある...
豊島与志雄 「故郷」
...越中の國で蜃氣樓(しんきろう)を吐く大蛤(はまぐり)を見付け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...抑(そもそ)もまた文三の僻(ひが)みから出た蜃楼海市(しんろうかいし)か...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「お時儀」「寒さ」「海のほとり」「年末の一日」「蜃氣樓」など...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...蜃が気を吐いて楼台等を空中に顕わすを見て飛び疲れた鳥が息(やす)みに来るを吸い落して食うというたのだ(『類函』四三八)...
南方熊楠 「十二支考」
...支那の竜蛟蜃など...
南方熊楠 「十二支考」
...蜃気楼(しんきろう)の御殿を見たり...
宮原晃一郎 「子良の昇天」
...龍宮城(りゅうぐうじょう)の蜃気楼(しんきろう)がたつといわれる那古(なこ)の浦(うら)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...童猛には翻江蜃(ほんこうしん)の異名がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これは悍ましく不吉な蜃気楼で見たそのままではないか...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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