...振つたりと聞きて驚き、蜀山人と聞きて、猶更驚き、膝を進め、腰を搖がして、その故を問へば、牛は何と鳴くぞ、もう/\、狐は何と鳴くぞ、こん/\...
大町桂月 「牛經」
...狐と鳴きし蜀山人を吉原に呼び寄せぬ...
大町桂月 「牛經」
...桃と櫻を兩手にもちて、どちが桃やら、櫻やら、右に鵬齋先生、左に蜀山人、天下の風流はわが一身に集まれりと、小さき鼻うごめかしけるが、蜀山人の書き殘したる一筆、※の字を何と讀むぞと、宿題をかけられて、はてな/\、二水に虫、玉篇にもなく、康起字典にもなし...
大町桂月 「牛經」
...蜀山人(しよくさんじん)が見たといふ鰻(うなぎ)になりかけた薯蕷(やまのいも)のやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...このときのことを長崎人蜀山人太田直二郎は「瓊浦雜綴」に次のやうに書き誌した...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...蜀山人が和蘭の妨害について誌したやうに...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そして半年後に失望のうちに長崎を退帆したニコライ・レザノフは、幕閣も、蜀山人も、司馬江漢も、想像できぬやうな決心を抱いてゐたのである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...寛政(かんせい)改元の年蜀山人四十に達しその父を失ふ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この前年蜀山人既に狂歌の事よりして小普請入(こぶしんいり)を命ぜらる...
永井荷風 「江戸芸術論」
...これより先安永天明の交(こう)蜀山人と相並びて才名を馳(は)せたる平秩東作...
永井荷風 「江戸芸術論」
...床の間に蜀山人の狂詩一幅をかけたり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...蜀山人(しょくさんじん)が長崎の事を記した瓊浦又綴(けいほゆうてつ)に珈琲のことをば豆を煎りたるもの焦臭くして食うべからずとしてある...
永井荷風 「砂糖」
...むかし蜀山人が碑の全文を里言葉でつくつた遊女なにがしの墓のある事を故老から聞き伝へて...
永井荷風 「里の今昔」
......
永井荷風 「日和下駄」
...蜀山人(しょくさんじん)と貝原益軒もいいが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...蜀山人の狂歌の鎌倉の海より出し初鰹...
長谷川時雨 「初かつを」
...小石川の素(も)と蜀山人(しょくさんじん)の住居(すまい)と云(い)う家に住(すん)で居た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...もっとも蜀山人にも文宝亭や酒月米人の如き模倣者があるように...
山本笑月 「明治世相百話」
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