...どうせ蛆(うじ)と蝿(はえ)とに...
芥川龍之介 「偸盗」
...すると小さい蛆(うじ)が一匹静かに肉の縁に蠢(うご)めいていた...
芥川竜之介 「歯車」
...ずんぐりした地中の蛆虫(うじむし)から空中にはばたく蝶に辿られるのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...蛆(ウジ)たかれとろろぎて...
高木敏雄 「比較神話学」
...おれはいま土のしたで蛆蟲とあそんでゐる...
太宰治 「思ひ出」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...その忌まわしい蛆虫(うじむし)から理性をかじられ心を汚されているのだ――われわれを保護すべき役目をもってる人々から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...女子蛆のうめきなんですよ――何万匹何千万匹! まああの数は……驚くことはないよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く蛆(うじ)が湧き兼ねない獨り者風景です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...西田の耳には蛆が湧いた...
原民喜 「廃墟から」
...蛆(うじ)の発生地となっているということを聞いたのはもう大分以前のことであったが...
原民喜 「廃墟から」
...どうしておればかり蛆虫のように滅びなければならないのだ? いったい今のおれのざまはなんだ? この有様で何の役に立つというのだ? どの面さげて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...先祖傳來の糠味噌樽へ螂蛆(うじ)と一處にかきまぜたる茄子大根の新漬は如何...
福澤諭吉 「肉食之説」
...石の下の棺(かん)の中で蛆(うじ)に喰われている死骸の醜さが胸に浮んだ...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...また「我々は虱(しらみ)や蛆(うじ)だって産み出すではないか」とも言った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無敵の鬼三郎も多寡(たか)の知れたる一匹の蛆虫(うじむし)...
夢野久作 「白くれない」
...……その三界(さんがい)無縁の一匹の蛆虫が...
夢野久作 「戦場」
...蛆虫(うじむし)たち...
吉川英治 「三国志」
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