...夏目先生の虞美人草(ぐびじんそう)なども...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...そこに多くの憂慮すべき事情の現われることを虞れねばならないであろう...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...其虞(そのおそれ)は更(さら)になくなつて...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...もしそこに火災(かさい)を起(おこ)す虞(おそ)れがあり...
今村明恒 「地震の話」
...そうすれば今日ほど世人が科学の真面目(しんめんぼく)を誤解するような虞(おそれ)が少なくなり...
寺田寅彦 「方則について」
...現内閣も亦随つて土崩瓦解の虞あるを免かれざらむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...延て或は皇室の威厳を傷け奉るの虞なきを得ず是れ華族改革の到底已む可からざる所以なりと苟も貴族院に於ける華族の行動を目撃するものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...腹痛を虞れて湯たんぽを抱き机に凭る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...燈火(ともしび)は暗し数行虞氏(すうこうぐし)が涙(なんだ)――」こんなことを言いながら神尾主膳は...
中里介山 「大菩薩峠」
...何時(いつ)壞(くづ)れるか分(わか)らない虞(おそれ)があるのだけれども...
夏目漱石 「門」
...かえって開祖の主旨に反する虞(おそれ)もある...
新渡戸稲造 「自警録」
...米国人みずからもとかく新開の国だけあって唯物(ゆいぶつ)主義に陥(おちい)りはせぬかとみずから虞(おそ)れている...
新渡戸稲造 「自警録」
...クレオパトラだつてサロメだつて楊貴妃だつて虞だつて美しさに於て到底この孔雀の姫の一筋の髪にすら及ばぬ...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...和女(おまえ)なぞは決してそういう虞(うれい)もあるまいけれども自分の心で人物の良否(りょうひ)や事の善悪を判断し得ると思うと大きな間違いだ...
村井弦斎 「食道楽」
...……すぐに凍傷になる虞(おそれ)があるから……すると候補生は...
夢野久作 「戦場」
...よほど頭をシッカリしていないと飛んでもない感違いに陥る虞(おそれ)があるんだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...虞(ぐ)は自分の親友だから...
吉川英治 「三国志」
...虞翻は一礼して、「さればそれがしと傅士仁(ふしじん)とは、幼少からの友だちです...
吉川英治 「三国志」
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