「蘆」の意味
アシ(植物)
小説での「蘆」の使い方
...素枯(すが)れた蘆の色をした髪は...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...おまけにこの市(まち)の智識階級はやっと徳富蘆花(とくとみろか)程度なのね...
芥川龍之介 「文放古」
...川べりの蘆(あし)の根を揺(ゆ)すぶる...
泉鏡花 「海の使者」
...河添(かはぞひ)の道のかたへの蘆(あし)の葉は...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...そして吟じながらふとかんがえたことというのはこの蘆荻(ろてき)の生(お)いしげるあたりにもかつては白楽天(はくらくてん)の琵琶行に似たような情景がいくたびか演ぜられたであろうという一事であった...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...あたしも三味線稽古しとくよってにな」蘆屋に家を持ってからは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...蘆のステッキをぴんと背中に突立てて静かに海辺を歩き廻わっては咳をするという...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...この不思議な家に触れて巨大な蘆笛のようにピーピーと鳴った...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...岸に近きところ蘆荻の間に樓閣の聳るあり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...Sur l'tang endormi palpitent les roseaux.Et l'on entend passer en subites bouffes,Comme le vol craintif l'invisibles oiseaux,Le lger tremblement de brises etouffes.静なる池のおもてに蘆は俄(にわか)に打ちそよぎつ...
永井荷風 「向嶋」
...蘆雪(ろせつ)のかいた山姥(やまうば)のみである...
夏目漱石 「草枕」
...東京大学植物教室の大久保三郎氏がこれを相州箱根の蘆の湯附近で採ったのはずっと後の事で...
牧野富太郎 「植物記」
...つや消しの金の帯輪から小さいほそい蘆の笛をひき抜いて脣(くちびる)にあて...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...蘆品(あしな)郡新市(しんいち)町には今も多少は手機(てばた)の音が響きます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...そこは若い蘆(あし)がいちめんに伸びていて...
山本周五郎 「追いついた夢」
...尼崎水道の蘆外だの...
吉川英治 「随筆 新平家」
...枯(か)れ蘆(あし)はみな刃(は)もののように光っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...船は枯(か)れ蘆(あし)の泥へ舳(へさき)を突ッこんで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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