例文・使い方一覧でみる「藍」の意味


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...低い山脈はみな冷かな薄い色...   低い山脈はみな冷かな薄い藍色の読み方
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」

...霧は濡色(ぬれいろ)の紗(しゃ)を掛けた、それを透いて、却(かえ)って柳の薄い朧に、霞んだか、いや、淡い紫を掛けたような衣の彩織で、しっとりともう一枚羽織はおなじようで、それよりも濃く黒いように見えた...   霧は濡色の紗を掛けた、それを透いて、却って柳の薄い朧に、霞んだ藍か、いや、淡い紫を掛けたような衣の彩織で、しっとりともう一枚羽織はおなじようで、それよりも濃く黒いように見えたの読み方
泉鏡花 「遺稿」

...空もいつか色を増して暗く...   空もいつか藍色を増して暗くの読み方
大下藤次郎 「白峰の麓」

...白い大きな(あい)色の魚の背が見えて来た...   白い大きな藍色の魚の背が見えて来たの読み方
田中貢太郎 「岩魚の怪」

...遠くの愛宕(あたご)から西山の一帯は朝暾(あさひ)を浴びて淡い色(あいいろ)に染めなされている...   遠くの愛宕から西山の一帯は朝暾を浴びて淡い藍色に染めなされているの読み方
近松秋江 「黒髪」

...隣の部屋や廊下に跫音や話聲がせぬので私は伽のやうな大きな建て物をわがもゝの如く獨占していつまでも朝寢をすることが出來る...   隣の部屋や廊下に跫音や話聲がせぬので私は伽藍のやうな大きな建て物をわがもゝの如く獨占していつまでも朝寢をすることが出來るの読み方
近松秋江 「箱根の山々」

...彩色と云っても絵具は雌黄(しおう)に墨(あいずみ)に代赭(たいしゃ)くらいよりしかなかったが...   彩色と云っても絵具は雌黄に藍墨に代赭くらいよりしかなかったがの読み方
寺田寅彦 「枯菊の影」

...目は光のアテーネー...   目は藍光のアテーネーの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...この実はその外皮が色ではあれど非常に薄くて少しも汁なく...   この実はその外皮が藍色ではあれど非常に薄くて少しも汁なくの読み方
牧野富太郎 「植物記」

...この国が天下にその名を成したのは何よりもまず「(あい)」のためであります...   この国が天下にその名を成したのは何よりもまず「藍」のためでありますの読み方
柳宗悦 「手仕事の日本」

...磁器には大体二通りありまして素地の上に色の絵具で絵を描いて焼いたものと...   磁器には大体二通りありまして素地の上に藍色の絵具で絵を描いて焼いたものとの読み方
柳宗悦 「手仕事の日本」

...丸王に朝の身支度をさせた...   藍丸王に朝の身支度をさせたの読み方
夢野久作 「白髪小僧」

...そしてどちらへ逃げて参りましたか」丸王は矢張(やっぱ)り黙って...   そしてどちらへ逃げて参りましたか」藍丸王は矢張り黙っての読み方
夢野久作 「白髪小僧」

...山際の深い色の空は厳しいほど鮮かだった...   山際の深い藍色の空は厳しいほど鮮かだったの読み方
横光利一 「旅愁」

...常法堂の伽(がらん)までよく響いて来た...   常法堂の伽藍までよく響いて来たの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...この天井のたかい大伽(だいがらん)の底にすわると...   この天井のたかい大伽藍の底にすわるとの読み方
吉川英治 「親鸞」

...伽(がらん)の高い天井から圧(あっ)しるように下りてきて...   伽藍の高い天井から圧しるように下りてきての読み方
吉川英治 「親鸞」

...背(あおせ)だの……」そこで私はまた雪が降ってくれればいいとしきりに思った...   藍背だの……」そこで私はまた雪が降ってくれればいいとしきりに思ったの読み方
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」

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