...そして自分の上に拡がっている大きな藍色の空をじっと見入った...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...とりわけ聖徳太子にゆかりのある仏法最初の伽藍(がらん)天王寺によってこの夢を見たことを不思議の縁としている...
中里介山 「法然行伝」
...翼が藍で胸の眞紅な大きな鸚鵡...
中島敦 「かめれおん日記」
...彼は田舎(いなか)に閑居して都の中央にある大伽藍(だいがらん)を遥(はる)かに眺めたつもりであった...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...秀衡のいた伽藍(きゃら)の御所...
野村胡堂 「水中の宮殿」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...しゃれた石臼のような伽藍形があり...
室生犀星 「庭をつくる人」
...二代目津藤として出藍(しゅつらん)の誉(ほまれ)をいかがわしい境に馳せた香以散人はこの子之助である...
森鴎外 「細木香以」
...繍法は平ざし、まといつきざし、まといざし、からみ繍などで、色糸のとりあわせは巧妙をきわめ、紫の地に黄、紅、臙脂、紫、藍、緑を主調とする繍が施されて、その彩色の華麗は例えようもない...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...鉄絵および藍絵に比べては今日残るもの数多くはない...
柳宗悦 「工藝の道」
...又もや嬉しそうに藍丸王の周囲(まわり)を踊り廻わって――「藍丸王はとうとう死んだ...
夢野久作 「白髪小僧」
...……生れて初めて見る稲妻色の光りの束……底知れぬ深藍色(しんらんしょく)の反射……静かに燃え立つ血色の焔(ほのお)……それは考える迄もなく...
夢野久作 「一足お先に」
...伽藍を出ないのが名僧の行ひだと考へてゐる坊主にひとしい...
吉川英治 「折々の記」
...伽藍(がらん)の大廂(おおびさし)の下までひたひた迫(せま)り襲(よ)っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...この新しい伽藍(がらん)へ...
吉川英治 「親鸞」
...これから先の高尾山から藍那(あいな)...
吉川英治 「随筆 新平家」
...寿福寺の丹塗(にぬり)の伽藍(がらん)が...
吉川英治 「源頼朝」
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