...名を後白河法皇の院宣に藉り...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...君の友がその憂いと病とを荷うことに君は力を藉してくれるだろう...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...読書をせめてもの慰藉として...
種田山頭火 「其中日記」
...また呉葉の慰藉も...
田山花袋 「道綱の母」
...繽紛狼藉(ひんぷんろうぜき)人ヲシテ大(おおい)ニ厭(いと)ハシムルニ至ル...
永井荷風 「向嶋」
...兩性(りやうせい)が然(しか)も他人(たにん)の手(て)を藉(か)りて一(ひと)つに成(な)る婚姻(こんいん)の事實(じじつ)を聯想(れんさう)することから彼等(かれら)の心(こゝろ)が微妙(びめう)に刺戟(しげき)される...
長塚節 「土」
...面倒を避けるために金の力を藉(か)りたとはどうしても思えなかった...
夏目漱石 「道草」
...「如何(いか)にも尤も、この儘許しては、取締りの私の一分が立ちませぬ、それでは皆の衆」「ハッ」十幾人のお腰元、事あれかしと待って居たのが、パッと寄って来ると、村松金之助を八方から取囲み、「狼藉者、神妙にしや」口々に罵(ののし)り乍ら、赤い襷(たすき)、白い扱帯(しごき)、黄色い帯止めと、あらゆる紐を四方から投げ掛け、恐れ入って蹲(うずく)まる青侍を、あろうことか、キリキリと縛り上げてしまったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この言語道断な狼藉(ろうぜき)...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...彼等の樣々な談話に耳を藉すのが好きなのであつた...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...必ずしも人間(じんかん)の木殖を藉(か)らざるなり...
南方熊楠 「十二支考」
...かれらの帰って行くところに彼らの一日の勉学を酬(むく)ゆるための美しい幸福と慰藉とが...
室生犀星 「幼年時代」
...狼藉(ろうぜき)者だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ふすま障子の狼藉(ろうぜき)はもとよりのこと...
吉川英治 「江戸三国志」
...如何なるわけで狼藉者を匿(かくま)い立てなさる...
吉川英治 「剣難女難」
...なんとも狼藉(ろうぜき)なものだった...
吉川英治 「私本太平記」
...連歌(れんが)点者にならぬ人ぞなき譜代(ふだい)外様(とざま)のさべつなく自由狼藉世界なり茶...
吉川英治 「私本太平記」
...ぜひなく、彼は、それが目的ではないが、豊田郷の館や自分の領民に与えられた通りな、狼藉、放火、掠奪を、良兼の領下に振舞って還って来た...
吉川英治 「平の将門」
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