...屋根葺に用いる普通の藁よりも高価であると共に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これは一体」とベタ一面に鉛筆を走らせた藁半紙(わらばんし)を署長の鼻先につきつけたのは...
海野十三 「人間灰」
...器物(きぶつ)はさらなり紙一束(そく)藁(わら)にてむすびたるが石に化(くわし)たるを見たりとしるせり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ノリスの名がもう一度出るなどは、溺れるための、最後の藁だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...藁を焚いて暖を取りながら...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...藁火のように燃えたつかと思えば...
豊島与志雄 「秦の出発」
...藁の上に寢かされていた父親の死顏を見せてはもらったが...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...藁程度にも考えられていないという結論にならざるを得ないのである...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...碌さんの麦藁帽(むぎわらぼう)を遠慮なく...
夏目漱石 「二百十日」
...彼女の被(かぶ)っていたへなへなの麦藁帽子(むぎわらぼうし)の縁(ふち)が水に浸(つか)って...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...一筋の藁(わら)だと思っていた...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...昔の東海道筋にあたる武蔵程ヶ谷(保土ヶ谷)の藁葺の家には...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...もしも時の進みでこの藁葺の家がなくなれば...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そんな極端な藁人形の行き抜けの手が考え出されたものではなかろうか...
柳田国男 「故郷七十年」
...息をするたびに藁屑(わらくず)や塵埃を吸いこむことになる...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...納屋の入口の藁(わら)たばをがさがさ鳴らして踏み越えて行った...
蘭郁二郎 「睡魔」
...彼らはまず藁(わら)と薪束(まきたば)を積み上げて雄鶏の巣を作ってやり...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...灯火は油にひたした藁束(わらたば)であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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