...薔薇(さうび)の如く紅きを見のがさなかつた...
石川啄木 「鳥影」
...いま如何(いか)ならんかの暗き庭隅(にはすみ)の菊や薔薇(さうび)や...
伊東静雄 「詩集夏花」
...肉色の薔薇(ばら)の花...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...蛋白石色(オパアルいろ)の薔薇(ばら)の花...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...薔薇(ばら)は蘇生した...
太宰治 「二十世紀旗手」
...それから薔薇色のが...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...私は動物らの霊と共にする薔薇色の堕獄を知つてゐた...
富永太郎 「鳥獣剥製所」
...薔薇(ばら)はまっかに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...薔薇色(ばらいろ)に染められてゆく雲をながめていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...薔薇のように清々しいじゃないですか……」この時...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...あのこよなく美しい薔薇いろの罌粟(けし)が神授(めぐみ)の朝露で沐浴(ゆあみ)ををへて鮮やかに燃えながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...――そうして私はその野薔薇の前に...
堀辰雄 「美しい村」
...扁理はそれを九鬼やなんかの思い出といっしょくたに、新聞、雑誌、ネクタイ、薔薇(ばら)、パイプなどの混雑のなかに、無造作に放り込んでおいた...
堀辰雄 「聖家族」
...どれが野薔薇だか...
堀辰雄 「聖家族」
...薔薇色と白の、浄らかなすがやかな着物で、彼は金筋をつけた侍女の、あらわな赤い腕の上に、まるまるとにおやかに乗っかったまま、牛乳と挽肉をおそろしくどっさりたいらげたり、泣き叫んだりして、あらゆる点で、その本能に身をまかせていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...悔いを むしばむその 悔いのおぞましさ聖栄のひろやかさよおお 人の子よおまへは それを はぢらうのか夜の薔薇(そうび)ああはるかよるの薔薇わが児(こ)わが児とすなを もり砂を くづし浜に あそぶつかれたれどかなし けれどうれひなき はつあきのひるさがりつばねの 穂ふるへるのかそんなに 白つぽく...
八木重吉 「秋の瞳」
...其薇(そのび)を采(と)る...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...薔薇色(ばらいろ)の鼻先からライラック色の耳に至るまで...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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