...ほとんど一気に相手の頭を斬り割る所まで肉薄していた...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...重藏の方が大いに薄し...
大町桂月 「近藤重藏の富士山」
...行燈(あんどん)のひかり薄しといえども...
太宰治 「新釈諸国噺」
...新しい時代がその時既にかれに肉薄して居た...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...又人間は一生かゝつて何の位まで自然に肉薄して行けるものだか...
田山録弥 「自他の融合」
...自然に肉薄した大きなものを書くやうにするのが...
田山録弥 「自他の融合」
...阿部は骨弱く志薄しといえども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...自我を没却して現実の真に肉薄しようという態度から...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...却つて主人の神経的な局所へ肉薄して来(く)る...
夏目漱石 「それから」
...彦が茂兵衛に肉薄し...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...その火と云うものが恐ろしく肉薄して来たとき...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...城下へ肉薄して行った...
吉川英治 「三国志」
...「まず、味方の卑怯者から先に成敗するぞ」自身、馬を降りて土を運び、草を投げこみ、一歩一歩、城壁へ肉薄した...
吉川英治 「三国志」
...赤橋の崩れ本陣は」「西道を取れ」「そこの崖をのぼれ」と、昼からの勝ちに乗じて、肉薄してきた...
吉川英治 「私本太平記」
...敵方の本城地へ肉薄して来たものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...思い通り敵中へ肉薄し...
吉川英治 「新書太閤記」
...右の眉すこし薄し……などという緻密(ちみつ)な人相書を授けられて...
吉川英治 「旗岡巡査」
...舟はジリジリと肉薄した...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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