...薄く雪明(ゆきあかり)のした小路を...
石川啄木 「菊池君」
...褐色(かばいろ)に薄く蒼味(あおみ)を潮(さ)して...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...空気も薄くなり澄んでくる...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...しかしそれはもうランプか蝋燭(ろうそく)かの反映のように薄く穏やかになっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...透き通る藍(あい)の地(じ)が消えるように次第に薄くなる...
夏目漱石 「三四郎」
...時々遠くから不意に現れる訴(うったえ)も、苦しみとか恐れとかいう残酷の名を付けるには、あまり微(かす)かに、あまり薄く、あまりに肉体と慾得を離れ過ぎるようになった...
夏目漱石 「門」
...あんまり細工が過ぎて却(かへ)つて傳七郎の疑ひが薄くなつたのさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
萩原朔太郎 「青猫」
...君はそれとも知らざれど我が手に持てる草ばなの薄くにじめる涙にも男ごころのやるせなき愁の節(ふし)はこもりたり...
萩原朔太郎 「くさばな」
...山崎は小さく萎び、髪も薄くなり、襤褸にくるまった二十日鼠といったあわれなようすで、対馬の伜のほうは、びっくりするほど身丈が伸びたが、父親そっくりの一徹な顔に土埃と垢をつけ、救いようのない落伍者のタイプになりさがっていた...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...そして、予期されることは、普通ではない風変わりなことよりも、印象が薄くなり、重要性が少なく思われる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...沖の水平線に晴れた日だけは薄く望める水色の島からは...
牧野信一 「F村での春」
...醉月の二階に照つけた西日の色も日に日に薄くなつて來た...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...その中には薄く酸化鉄が沈澱(ちんでん)してあたりの岩から実にはっきりしてゐました...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...林檎(りんご)のフライも林檎を薄く切ってその通りに致します...
村井弦斎 「食道楽」
...貝の缶詰工場や石炭焼場から吐き出される煙は上へゆくほど薄くなる棒のように...
山本周五郎 「お繁」
...美味(うま)そうな腸詰(ちょうづめ)の横ッ腹をジャクナイフで薄く切り初めたもんですが...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...月は無かつたが朧月夜(おぼろづきよ)と云つた風に薄く曇つて居る星明りの中に汽車から下(お)りて直(す)ぐ前の桟橋に繋がれた汽船へ乗移つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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