...用捨(ようしゃ)なく私の精神を蕩漾(とうよう)させてしまいます...
芥川龍之介 「疑惑」
...放蕩のかぎりを尽していたのですが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...「改造」に出てゐる倉田百三の『蕩児(たうじ)の落ちる地獄』といふのは大変なものだ...
田山録弥 「三月の創作」
...猶(なほ)その放蕩(はうたう)を続けて居た...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...みなその蕩々(とうとう)たる大翼の中に籠絡し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼の謂う処の「春風駘蕩」派たる所以だろう...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...(自分の遊蕩(ゆうとう)は...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...どういう訳(わけ)か人の道を忘れた放蕩惰弱(ほうとうだじゃく)なものの厭(いとわ)しい身の末が入相(いりあい)の鐘に散る花かとばかり美しく思われて...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...遊蕩児(ゆうとうじ)といったような半面を持っている男ですか」「そうでもないのです...
中里介山 「山道」
...而して新短歌にはその蕩揺はない...
中原中也 「新短歌に就いて」
...見渡せば水勢蕩々...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...さまざまに放蕩もし...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...およそ遊冶放蕩の悪事にあらざるより以上のことなれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...通常かつ正当に都市に帰せられているより高度の奢侈と淫蕩に由来するよりは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...若いうちから放蕩に身を持ち崩したあげく...
夢野久作 「鉄鎚」
...駘蕩(たいとう)の気分を高潮さすべく...
夢野久作 「能とは何か」
...俺は自殺をするか狂人になるか、放蕩するか、この三つのいづれかに落ち込んで行くときがあるかもしれない...
横光利一 「書翰」
...人蕩(ひとた)らしの名人といわるる秀吉から...
吉川英治 「新書太閤記」
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