...わずかな光も漏らさない窓のかなたに催されている淫蕩(いんとう)な光景が...
有島武郎 「星座」
...春風が駘蕩(たいとう)と吹いている...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...倹約の敵たる淫蕩(いんとう)奢侈(しゃし)の風俗を矯正せんと欲せり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...本当の用談だよ」四 熱烈なる心の懺悔――逸話「あっちでおれはずいぶん放蕩をしたものだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その不自然な精神的淫蕩に沈湎してるうちに...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...甚だ淫蕩な気質だと思われるが...
豊島与志雄 「文学以前」
...放蕩無頼(ほうとうぶらい)の生活にも経験があるのではないかと思われる位...
中島敦 「弟子」
...放蕩の蟲は玉蟲そつと來て心の底で泣く蟲夜としなればすずろにもリキユールグラスの端(へり)を這ふ蟲放蕩の蟲はいとほしや放蕩の蟲は玉蟲青いこころでひんやりと色街の薄らあかりに鳴く蟲三味線の撥(ばち)にきて光る蟲放蕩の蟲はせんなや...
萩原朔太郎 「放蕩の蟲」
...狭斜(きょうしゃ)の巷(ちまた)を放歌してゆく蕩児です...
浜尾四郎 「死者の権利」
...放蕩(のら)どのが寐(ね)ては居(い)る...
一葉女史 「大つごもり」
...永らくの荒んだ淫蕩生活で...
久生十蘭 「魔都」
...その伜どもは放蕩無頼で身のほど知らずだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...遊蕩のことで失敗した後父親同志が友達の仲だつたので千枝子の店に働くことになつたのです...
牧野信一 「早春のひところ」
...その言葉をわれわれに残したあの中世紀の大放蕩(だいほうとう)詩人の作物を愛誦(あいしょう)して...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...『そして』(アンダスン氏によれば2))『この淫蕩な生活方式は非常に彼らの性向にむくので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...北方(ほくほう)のノルマネは海上を掃蕩して...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...蕩石寨(とうせきさい)ととなえた...
吉川英治 「三国志」
...天蕩山攻略についての計を...
吉川英治 「三国志」
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