...彼の愛蔵する写真版の De Hooghe の一枚を思ひ出した...
芥川龍之介 「あばばばば」
...太陽の内部はこの種の熱を貯蔵する非常に大きな倉庫であると考えなければならない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...されど小児の時余の尤(もっと)もおそれたるは父と家に蔵する鍾馗(しょうき)の画像なりしとぞ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...また被害民の気勢は不穏を蔵するように誤り伝えられて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...葉わさびをふつて貯蔵する(敬坊のお土産)...
種田山頭火 「其中日記」
...教会の裁判は真理を包蔵する唯一無二のものであって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...かかる状態は必然的に其の中に内乱紛争の因由を蔵するものというべし...
中島敦 「光と風と夢」
...我輩の蔵する元禄年間の五人組帳前書は僅に二十三箇条に過ぎぬが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...私は同遺族小野家主人の好意でこの写真を秘蔵する光栄に浴し得たのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...此一通は伊沢信平さんの蔵する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...広江夫妻に寄する書は事実を蔵すること極て富饒である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二世全安さんの蔵する過去帳に「六月十一日...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其孫幸作さんの蔵する文書に徴するに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...報告書は良子刀自の蔵する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...光れる中に腐敗を蔵するを見ば...
山路愛山 「英雄論」
...その貯蔵する古金銀を...
山本周五郎 「山彦乙女」
...地質の改良のためにまた生産物を保全し貯蔵するに必要な建物の建造のために用いられた資本の使用に対して支払われたものであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...その道得を内に蔵するところの差別的な見解を...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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