...蓮鷺図志賀直哉(しがなほや)氏の蔵する宋画(そうぐわ)に...
芥川龍之介 「支那の画」
...「母系制の研究」もつまりこれを批判するものを内蔵するがゆえに忌避せられるのであるが...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...何という潜勢力を蔵する太古の威厳であろう! なんたる吸引的な死潮の魅魔であろう! 何かしら新しい宗教の発祥地として運命づけられていなければならないこのサイマ湖! 末梢神経的な現今の都会文化はここへ来て木(こ)っ葉(ぱ)微塵だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...すなわち知識と智慧とのすべての宝を秘蔵する神の...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...慶応義塾図書館にはこれらの錦絵を蔵する事多し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...長河(ちょうが)の鰐魚(がくぎょ)を蔵する所...
夏目漱石 「虞美人草」
...汝の頭中に秘蔵する学問には黴(かび)が生(は)えるべし...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...底知れぬ秘密を蔵するこの地下の大迷路へ躍り込み...
久生十蘭 「魔都」
...蔵する限りの愛嬌わらひを浮べた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...予が蔵する二、三の梵語彙を通覧するに、後者は猴の梵名マルカタと分るが摩斯らしい猴の梵名は一向見えぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...これは懇篤に秘蔵するか土の中に埋めるかしたかったが...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...わたくしは林中将太郎さんの蔵する玉蘊の画幅に「平田氏之女豊」の印があることを聞いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此一通は伊沢信平さんの蔵する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...断片は饗庭篁村(あへばくわうそん)さんの蔵する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徳(めぐむ)さんの蔵する一枚の色紙がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其孫幸作さんの蔵する文書に徴するに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこからそれらが内に蔵するもろもろの理由と結論とをひき出さなければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これはわが家の秘蔵する長寿酒です...
吉川英治 「三国志」
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