...ばら/\と千鳥(ちどり)に兩方(りやうはう)へ飛交(とびかは)して小蓑(こみの)を亂(みだ)す其(そ)の翼(つばさ)に...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...……村方の人らしい、鳴きながらの蛙よりは、泥鼈(すっぽん)を抱いていそうな、雫(しずく)の垂る、雨蓑を深く着た、蓑だといって、すぐに笠とは限らない、古帽子だか手拭だか煤けですっぱりと頭を包んだから目鼻も分らず、雨脚は濁らぬが古ぼけた形で一濡れになって顕(あら)われたのが、――道巾は狭い、身近な女二人に擦違おうとして、ぎょッとしたように退(すさ)ると立直って提灯を持直(もちなお)した...
泉鏡花 「遺稿」
...馬琴がしばしば飯台蓑笠漁隠(さりゅうぎょいん)と称した如くに飯台を戴(いただ)く因縁は持っていたのだ...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...蓑浦君、一緒に行こう...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...泉石(せんせき)に魂入りし時雨かな天地(あめつち)の間にほろと時雨かな十一月二十二日 長泰寺に於ける花蓑追悼会に句を寄す...
高浜虚子 「六百句」
...蓑笠(みのかさ)をつけ得物(えもの)を取った...
中里介山 「大菩薩峠」
...芭蕉(ばしょう)の『猿蓑(さるみの)』に...
中谷宇吉郎 「かぶらずし」
...蓑助や、前進座の長十郎に逢った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そこら一帯の葡萄畑(ぶどうばたけ)の間に五六人ずつ蓑(みの)をつけた人達が立って何やら喚き合っているような光景がいかにも異様に映った...
堀辰雄 「菜穂子」
...備中(びっちゅう)地方ではこの草で編んだ蓑を「ぼうりょう」と呼んでいる...
柳宗悦 「蓑のこと」
...もとより蓑と笠と二つのものを示した言葉だが...
柳宗悦 「蓑のこと」
...活物(いきもの)にこの字を冠(かぶ)らせたもので誰でも思い起すのは「蓑虫」である...
柳宗悦 「蓑のこと」
...次には「蓑毛」という言葉...
柳宗悦 「蓑のこと」
...近郷より蓑を持ち寄りて浅草寺(せんそうじ)の門前に商(あきな)ふ...
柳宗悦 「蓑のこと」
...一つはあの浦島太郎がつけているような総々(ふさふさ)とした腰蓑(こしみの)(まえあて)である...
柳宗悦 「陸中雑記」
...いわゆる山田の案山子の蓑(みの)着て笠着てただつっ立っているものを...
柳田国男 「年中行事覚書」
...伊兵衛は古い蓑笠(みのかさ)を借り...
山本周五郎 「雨あがる」
...ぐずぐずと蓑(みの)をぬいで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
便利!手書き漢字入力検索
- 相撲力士の白川裕二郎さん: 純烈を2025年3月31日で卒業すると発表した。🎤
- フリースタイルスキー選手の近藤心音さん: 12年間の選手生活に終止符を打ち引退⛷️
- アイドルの小池美由さん: 第1子男児を出産、家族写真を公開しました 👶
