...現に三河の国の人のこの「とても」を用ゐた例は元禄(げんろく)四年に上梓(じやうし)された「猿蓑(さるみの)」の中に残つてゐる...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...……村方の人らしい、鳴きながらの蛙よりは、泥鼈(すっぽん)を抱いていそうな、雫(しずく)の垂る、雨蓑を深く着た、蓑だといって、すぐに笠とは限らない、古帽子だか手拭だか煤けですっぱりと頭を包んだから目鼻も分らず、雨脚は濁らぬが古ぼけた形で一濡れになって顕(あら)われたのが、――道巾は狭い、身近な女二人に擦違おうとして、ぎょッとしたように退(すさ)ると立直って提灯を持直(もちなお)した...
泉鏡花 「遺稿」
...蓑(みの)を乾(ほ)す...
泉鏡花 「歌行燈」
...そうでなかつたら思想をカムフラージュする最も簡易な隠れ蓑としてそれを愛用したのであろう...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...蓑浦君、僕は君の味方だよ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...隠れ蓑(みの)となる...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...悼(厳父を失へる白雲兄に)・ゆふ風の夏草のそよぐさへ(父を死なせた友に) 山頭火合掌・ゆふべすゞしくうたふは警察署のラヂオ・炎天の蓑虫は死んでゐた・蛙よわたしも寝ないで考へてゐる・いつまで生きる竹の子を竹に(改作)・炎天...
種田山頭火 「其中日記」
...最後にもう一つ「猿蓑(さるみの)」で芭蕉去来(きょらい)凡兆(ぼんちょう)の三重奏(トリオ)を取ってみる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...蓑笠(みのかさ)をつけ得物(えもの)を取った...
中里介山 「大菩薩峠」
...もとより一番多いのは藁蓑(わらみの)である...
柳宗悦 「蓑のこと」
...蓑としては衰えても仕方がないが...
柳宗悦 「蓑のこと」
...一つはあの浦島太郎がつけているような総々(ふさふさ)とした腰蓑(こしみの)(まえあて)である...
柳宗悦 「陸中雑記」
...蓑直(みのなお)しの安蔵...
吉川英治 「江戸三国志」
...挟(はさ)み打ちに廻った蓑直(みのなお)しの安蔵と共に...
吉川英治 「江戸三国志」
...蓑笠(みのかさ)を着けた男がすばやく彼の前へ小舟の先を着けて来る...
吉川英治 「江戸三国志」
...蓑笠(みのかさ)着て...
吉川英治 「私本太平記」
...蓑笠(みのかさ)に身をつつんで...
吉川英治 「源頼朝」
...子等之館(こらのたち)の内塀の蓑掛(みのかけ)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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