...高角砲をもって火蓋を切りだしたよ...
海野十三 「地球要塞」
...蓋し科学的精神とは...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...蓋し閣下は初め猟官を制せむとして或は官吏登庸法を改正し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...頭蓋骨はくるみの殻のように打ち砕かれるだろう...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...これに就いて氏が文字重複、展轉相通、蓋有諸家増益、用廣異聞、釋言釋訓以下、亦猶是焉と言つてゐるのは確實であるが、郭註及び疏には此の重複を以て互訓であると考へ、例へば舒業順敍也、舒業順敍緒也といふのには、疏に互相訓也といひ、粤于爰曰也、爰粤于也といふのには、郭註に轉相訓としてあつて、すべて此類のには兩方から互に相訓じたものであると解釋したのは誤であらうと思ふ...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...蒔絵(まきえ)のある硯箱(すずりばこ)の蓋(ふた)をとって...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭蓋骨(ずがいこつ)は...
中島敦 「狐憑」
...「許せよ」二人の虚無僧は天蓋を冠(かぶ)ったまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...弥惣が唐櫃の蓋に首を挟まれたのを見定めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...並んでいる箱の硝子蓋(ガラスぶた)をとって中の駄菓子をとれと教えた...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...皿の中の汁以外に、ワリシタを入れた器があり、それに秘伝もののワリシタが入っているのだが、その蓋を除ると、プーンと強い味淋(みりん)の匂いがしたのを、これも判然覚えている...
古川緑波 「牛鍋からすき焼へ」
...氷を何かの蓋(ふた)の上に置いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...危険な物の這入っている疑のある箱の蓋(ふた)を...
森鴎外 「かのように」
...あるいは餓鬼の首だの地獄の釜の蓋(ふた)などという名が各地にあるのも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...蓋し彼と雖も時としては想像より搆造したる詩を作らざりしにはあらざりし...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...うまそうな、味噌の香がし始め、蓋を揺って、汁がふきこぼれた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...そこで百斤入の蓋附桶を十個作った事が判明すると...
夢野久作 「名娼満月」
...手に紅羅の傘蓋(さんがい)をささげて...
吉川英治 「三国志」
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