...初めは顔色蒼白な学生が多かったがこのたびはそういう学生は少ない...
大隈重信 「始業式訓示」
...蒼白な顔に太々しい笑みをたゝえつゝ傲然(ごうぜん)と曳かれて行ったであろう父の餘りな鼻柱の強さが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...彼の母の髪は青い薄明りの中の蒼白な顔に相対して真紅に見えた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...彼女は蒼白な顔をし...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...蝋のように蒼白な顔色だった...
豊島与志雄 「好人物」
...八郎太の冷笑へ、四ツ本も、蒼白な顔の脣に、微笑をのせた...
直木三十五 「南国太平記」
...蒼白な顔になってしまっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...刑事や記者連中の顔にも蒼白なものが漲っているような気がする...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...蒼白な、鼻の低い顔――ひげのないそのおもざしから、年齢を推量するのはむずかしかった――その顔は、渋面(じゅうめん)と悪徳でくまなくすき返されたように見え、赤茶けた眉と眉とのあいだに、強情(ごうじょう)な、おうへいな、ほとんど乱暴な表情できざまれているふたすじの深いしわは、よく動く口が歯をむき出すのと、奇妙に釣合いがとれているようだった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...袁紹は、蒼白な面をあげ、唇の血を三男にふかせながら、「案じるな...
吉川英治 「三国志」
...そして蒼白な顔を...
吉川英治 「三国志」
...蒼白な手はまだ、虚空にものを掻き探している...
吉川英治 「私本太平記」
...蒼白な龍顔(りゅうがん)にはお髪(ぐし)がみだれかかり...
吉川英治 「私本太平記」
...天蔵は蒼白な顔に...
吉川英治 「新書太閤記」
...蒼白な悲痛を剥(む)き出しているように見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...蒼白なその憂いにみちた面(おもて)には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蒼白な顔をして呟くように看護婦を呼んでいた...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
...(ダメだ――)黒吉は蒼白な額を...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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