...河の向う岸は丈の高い葦が...
伊藤野枝 「転機」
...同じような葦の黄褐色が目も遙かに続いているばかり...
伊藤野枝 「転機」
...この神が從つて下つたともなく出たのは突然であるが豐葦原の水穗の神靈だから出したのである...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...葦原の中心の國はひどく騷いでいる...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...伏葦(ふしあし)の臂(ひぢ)のひかがみ...
薄田淳介 「白羊宮」
...積善社(せきぜんしゃ)趣意書維昔(むかし)天孫豊葦原を鎮め給いしより...
関寛 「関牧塲創業記事」
...例えば葦芽の如く萌えあがるものによって神が生まれたとあり...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...葦(あし)の葉の傷(いた)めるのにも泣きたがるものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところどころ細い葦のあいだに見え隠れしながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...川添ひの芒と葦の薄月夜小桶はこびぬ鮎浸すとて渋谷時代によく行かれたのであらうが玉川の歌が相当作られてゐて之もその一つである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...葦「第四リーダーと万国史を読んでおります...
三宅花圃 「藪の鶯」
...葦「さようでござりますか...
三宅花圃 「藪の鶯」
...火野葦平が、文芸春秋に書いたビルマの戦線記事の中には、アメリカの空軍を報道員らしく揶揄しながら、日本の陸軍が何十年か前の平面的戦術を継承して兵站線の尾を蜒々(えんえん)と地上にひっぱり、しかもそれに加えて傷病兵の一群をまもり、さらに惨苦の行動を行っているのにくらべて、アメリカの近代科学性は、航空力によって天と地との間に立体的桶をつくり、立体的機動性をもって敏速に、生命の最小犠牲で戦線を進展させていることを描いている...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...剖葦の鳴声だと言って...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...……葦屋を斬ろうとしたとき...
山本周五郎 「菊千代抄」
...秀之進はさっさと葦間の道を去っていった...
山本周五郎 「新潮記」
...たけなす山葦(やまあし)と笹(ささ)むらにかくれて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その稲麻竹葦のごとき身心を法の容器となし得るがゆえに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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