...慌(あわ)てて膝の上から辷(すべ)り落ちそうになっていた葡萄の房をつまみ上げましたが...
有島武郎 「一房の葡萄」
...真白い手(て)の平(ひら)に紫色の葡萄の粒が重って乗っていたその美しさを僕は今でもはっきりと思い出すことが出来ます...
有島武郎 「一房の葡萄」
...おのがえ取らぬ架上の葡萄をば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...海岸のひらたい岩の上で、肉鍋をこさへ、葡萄酒をのんだ...
太宰治 「津軽」
...白葡萄酒がお好きなんですか」雪子は笑いに紛らして俯向(うつむ)いてしまったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...殊にナブルスの谷は、清泉処々(しよ/\)に湧きて、橄欖(かんらん)、無花果(いちじゆく)、杏(あんず)、桑、林檎、葡萄、各種野菜など青々と茂り、小川の末には蛙(かはづ)の音さへ聞こえぬ...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...モーゼルの白葡萄(ぶどう)酒をとくに好んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...血の如き葡萄の酒を髑髏(どくろ)形の盃(さかずき)にうけて...
夏目漱石 「幻影の盾」
...彼女達はどんなに楽しく最愛の兄を葡萄畑の奥に秘密にかくまおうとしているのだろうか...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その先は葡萄畑になつて居り...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...葡萄が紫色になりかけていました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...『大変うまい葡萄だな...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...まるで葡萄の房みたいに一塊りに...
堀辰雄 「旅の繪」
...たゞ葡萄棚だけが繁りに繁ツて...
三島霜川 「昔の女」
...明るい日光の中に葡萄が実り...
横光利一 「欧洲紀行」
...そして所得や葡萄酒や馬や僕婢に対する租税として...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...生葡萄酒(きぶどうしゅ)を一杯...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...藥用に用ゐ馴れて居る葡萄酒をとり寄せて...
若山牧水 「姉妹」
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