...茱萸(ぐみ)の實食べた故(ふる)さとの野山の唄は忘れませう...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...バスを待ちわびてゐる藤の花(小郡から大田へ)曲つて曲る青葉若葉( 〃 )ぎつしり乗り合つて草青々( 〃 )□苺ほつ/\花つけてゐた(伊東君に)つゝましく金盞花二三りん( 〃 )襁褓干しかけてある茱萸も花持つ( 〃 )逢うてうれしい音の中( 〃 )□鳴いてくれたか青蛙(或る旗亭にて)葉桜となつて水に影ある( 〃 )たそがれる石燈籠の( 〃 )□きんぽうげ...
種田山頭火 「行乞記」
...滑かの 765皮の山茱萸(やまぐみ)一齊に搖る時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...茱萸(ぐみ)の枝が落ちていた...
中勘助 「島守」
...呉茱萸(ごしゆゆ)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昔中国から来た呉茱萸が今日本諸州の農家の庭先きなどに往々植えてあるのを見かけるのは敢て珍らしいことではない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...しかし茱萸は呉茱萸が主品である...
牧野富太郎 「植物記」
...そして呉茱萸でも食茱萸でも何れもグミの様な実は生らぬ...
牧野富太郎 「植物記」
...しかし山茱萸には単に茱萸という名は無い...
牧野富太郎 「植物記」
...旧日重陽日、伝レ杯不レ放レ杯、即今蓬鬢改、但愧菊花開、北闕心長恋、西江首独回、茱萸賜二朝士一、難下得二一枝一来上、人世悲懽自不レ同、莫三将二一様一看二西風一、今朝憶著茱萸賜、幾箇州白髪翁、独在二異郷一為二異客一、毎レ逢二佳節一倍思レ親、遥知兄弟登レ高処、遍挿二茱萸一少二一人一、秋葉風吹黄颯颯、晴雲日照白鱗鱗、帰来得レ問二茱萸女一、今日登レ高酔二幾人一、萸如二蠅子攅レ頭赤一、酒似二鵞児破レ殻黄一、饋レ我真成両奇絶、為レ君大酔作二重陽一、手種二茱萸一旧井傍、幾回春露又秋霜、今来独向二秦中一見、攀折無三時不二断腸一、我邦の学者達はこれら詩中の茱萸を以てグミと解釈しているが、これはトンデモナイ間違である事は既に上に書いた通りである...
牧野富太郎 「植物記」
...これもまた前に述べた様にそれは呉茱萸である...
牧野富太郎 「植物記」
...しかし時とすると食茱萸もまた用うる事があるとの事である...
牧野富太郎 「植物記」
...『本草綱目』呉茱萸の「釈名」条下で李時珍が「茱萸ノ二字義未ダ詳ナラズ」(漢文)と書いている...
牧野富太郎 「植物記」
...茱萸ハ此日ニ到テ気烈ニシテ熟シテ色赤ク其房ヲ折テ以テ頭ニ挿ムベシ悪気ヲ辟テ冬ヲ禦グト云フ(漢文)とある...
牧野富太郎 「植物記」
...前に既に書いた様に元来呉茱萸と呼ぶ者は支那に二種あるのだがその一方の者が朝鮮を経て日本へ来たワケである...
牧野富太郎 「植物記」
...駄菓子屋などを覗(のぞ)いて見ても茱萸を売っている処はない...
正岡子規 「くだもの」
...余はハンケチの中から茱萸を出しながらポツリポツリと食うている...
正岡子規 「くだもの」
...苗代ぐみもあれば秋茱萸もある...
若山牧水 「家のめぐり」
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