...無理に思出すといふ様に眉を萃(あつ)めた...
石川啄木 「足跡」
...勃萃(ぼっすい)無味なる政治小説や半熟未成の翻訳小説の跋扈(ばっこ)するままに委(まか)していた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...抜萃」と題する冊子ができあがったのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...それから歴史や物語からの抜萃(ばっすい)の類であった...
寺田寅彦 「映画時代」
...これに関係した部分を抜萃(ばっすい)してみるのも...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...ここへ抜萃(ばっすい)してみよう...
久生十蘭 「地底獣国」
...『パミラ』や『モーアランド伯爵ヘンリイ』から拔萃した戀や冒險の幾くさりかを話して聽かせて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...割合にまとまつてゐる現実的なものを一つ二つ抜萃する...
牧野信一 「蔭ひなた」
...或る草稿からの抜萃である...
牧野信一 「女優」
...僕が今此処に述べつゝある此の(花の書)の抜萃を読んで...
牧野信一 「卓上演説」
...何を描かうかと此頃でも考へてゐる――「喜劇論」に関する抜萃帳である...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...受けとつた無数の信号中の二三の翻訳の抜萃であります...
牧野信一 「満里子のこと」
...翁の比翼塚建設の真情は『川柳久良伎閑談』の芸術比翼塚に於る祭文に尽きてゐるから適宜抜萃して見よう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...私の行った以上の抜萃は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし彼が与えている記録簿の抜萃は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自分もその中から若干の抜萃(ばっすい)をして持っていたのだが...
柳田國男 「和州地名談」
...當時の事を書いた紀行文を左に拔萃(ばつすゐ)する...
若山牧水 「樹木とその葉」
...その萃(すい)を抜く...
和辻哲郎 「孔子」
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