...一枚の捨て菰(ごも)に過ぎなかった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...蒲留仙はゆっくりと淡巴菰の煙を吹かす...
田中貢太郎 「涼亭」
...じきに菰冠(こもかぶ)りの呑み口を抜いて...
徳田秋声 「足迹」
...不意に真菰のうらが騒ぎ出したかと見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...月夜のお菰(こも)の川渡りであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...すがれた葭(よし)と真菰の池の岸まで美しいほどの白一色...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...一丈程下へ行くと屹度澤山な眞菰(まこも)の根に掘當てる...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...彼を真菰の上へ押しつけた...
横光利一 「日輪」
...菰(こも)をかぶっている宿なしの悪戯(わるさ)であろうと...
吉川英治 「江戸三国志」
...京都でお菰(こも)をしてきたようなきたないやつは飼(か)っておけないんだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...菰(こも)にくるまッている冷たい寝息……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「……オオ周馬!」菰(こも)をかぶった啓之助は町側の向うを...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いまのお菰がもういちど怒りにくるぞ」「おそれいりまする」「だが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...お稚児(ちご)も菰(こも)も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お菰(こも)の十郎だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...惨澹たる顔をして菰(こも)のそばへ来ては共に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それに菰の十郎を加えて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...菰(こも)をかけた一箇の死体が地上にある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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