...菫(すみれ)の束(たば)よ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...薔薇(ばら)や菫(すみれ)や...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...穹窿(アーチ)形の浴槽の中に菫と蕃紅花の匂いのする別々の油湯が湛えられ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...野に菫(すみれ)が咲くころになると...
田山花袋 「田舎教師」
...菫(すみれ)色、橙(だいだい)色、葵(あおい)色、いろんな美妙な色合が、清い寒い空に流れていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...菫(すみれ)の香(か)に酔うが如く...
中里介山 「大菩薩峠」
...砂利の蔭(かげ)の菫(すみれ)のようになってしまっていることが多い...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...ふるいふるい記憶のかげでどこかの波止場で逢つたやうだが菫の病鬱の匂ひがする外光のきらきらする硝子窓からああ遠く消えてしまつた 虹のやうに...
萩原朔太郎 「青猫」
...泣菫の詩に於ける特殊な佶屈の言葉と...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...それを菫の一字を用うるかあるいは菫菜の二字を用いただけでは決してスミレとはならないという事を吾等は確かと知っていなければならない...
牧野富太郎 「植物記」
...菫はしぼみ、たんぽぽは風に飛散り、茅花(つばな)は白く穗になつて、土筆の叔母さんばかり勢ひよく延びる頃の事であつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...あるたけの菫をむしり取ってしまった...
室生犀星 「しゃりこうべ」
...その上に時ならぬ菫花(すみれ)の束を...
森鴎外 「うたかたの記」
...菫花のしろ取らせむ...
森鴎外 「うたかたの記」
...白花の菫をジロバナ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...即ち菫に相撲を取らせる場合に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...アドリアティックの海は菫色であった...
横光利一 「欧洲紀行」
...■菫(すみれ)――おや...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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