...そのあとで俳莚を催すのが例となつてゐる...
心猿 「露伴忌」
...右側に莚を積み重ねた処があって...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...一方藁莚の端(はし)の方には赤い編上げ靴をはいた双足(りょうあし)が出ており...
田中貢太郎 「雀が森の怪異」
...酔中野宿・酔うてこほろぎといつしよに寝てゐたよ大地に寝て鶏の声したしや草の中に寝てゐたのか波の音・酔ひざめの星がまたゝいてゐる・どなたかかけてくださつた莚あたゝかし此宿はよくないが...
種田山頭火 「行乞記」
...莚と毛布とを持つて來て坐るところを設けてくれた...
近松秋江 「箱根の山々」
...秋の日を浴びながら二三人の女が莚(むしろ)を敷いて物の種を干してゐるとか...
永井荷風 「畦道」
...おそる/\庫裏(くり)の戸を叩いて老尼の出るを待つたのは松莚君と余の二人である...
永井荷風 「十年振」
...夜松莚子を訪ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...松莚子に招がれて八新亭に飲む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...今草に莚シテノ如キ者ヲ惣テ呼ブ」とある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...(ガサガサといわせて莚に頭をつける)お豊 そんな...
三好十郎 「樹氷」
...莚(むしろ)を体に巻き...
吉川英治 「大岡越前」
...鬱憤(うっぷん)ばらしに飲み散らした酒の宴莚(むしろ)が狼藉になってあった...
吉川英治 「剣難女難」
...床(ゆか)に清浄な莚(むしろ)が展(の)べてあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...歌莚(うたむしろ)ができていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...荒かべ藁莚(わらむしろ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...莚がない」と、探している二人の旅の者があった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...俳莚を開いて句をひねろうというのではない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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