...荷物(にもつ)の持(も)ち運(はこ)びをがたり/\やつたが...
泉鏡太郎 「十六夜」
...こっちの荷物は、もういくらもなさそうだから、あなたがいないでもいいでしょう」「そうですね、いってみますかねえ」と、警部モロはこたえたが、そのじつ彼は心の中で、たいへんよろこんでいた...
海野十三 「火薬船」
...重い荷馬車を胸に載っけているぜ」捨て台辞(ぜりふ)をいって...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...長途の困難な旅行者のように荷物を背負ってる人々を見ました...
豊島与志雄 「白藤」
...殊に張家の荷役は全く彼の手中に握られていました...
豊島与志雄 「立札」
...彼方(かなた)此方(こなた)に通ずる堀割から荷船(にぶね)の帆柱が見える景色なぞまんざら捨てたものではない...
永井荷風 「日和下駄」
...汚れた幟(のぼり)の立っている伏見稲荷の前を過ぎ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...「下宿へ荷物を送る...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...艙口(ハツチ)の底から荷物を吊し揚げて倉庫の中へ運んでゐた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...お絹の荷物の中から短刀を盜み出せるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...りよは稲荷町よりも...
林芙美子 「下町」
...荷馬車はのろのろと進んだ...
原民喜 「小さな村」
...僕に薄荷のにほひを嗅がせながら...
堀辰雄 「死の素描」
...荷風の小説「曇天」...
正岡容 「下谷練塀小路」
...そうほうの荷が平均しなくとも...
柳田国男 「母の手毬歌」
...荷駄行装(にだこうそう)に北国の雪をかぶって...
吉川英治 「新書太閤記」
...荷抜屋(ぬきや)の贓品(ぞうひん)がだいぶ隠匿(いんとく)してあった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...さしずめ、敵の武蔵は、魏(ぎ)の曹操(そうそう)、わしは諸葛孔明(しょかつこうめい)というところかな」お通は、荷をおろして、「――ここで何をするんです」「坐っているのさ」「坐っていて、武蔵さんが捕まりますか」「網をかければ、空とぶ鳥さえかかる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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