...船は波の動揺のまにまに勝手放題に荒れ狂った...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...二間四方の荒れ果てた愛宕神社の祠(ほこら)...
石川啄木 「赤痢」
...荒れ果てた本堂に籠(こも)るものは...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...かなりにひどく海が荒れてゐることがすぐわかつた...
田山録弥 「ある日」
...今は暴力の精神が吹き荒れていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...五千年前のヘリオポリスの殷賑などはいくら想像を働かしても実感することのできないほどに今は荒れさびれている...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...破れても荒れても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...フン! あんなものなんか荒れたってかまいはしない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...舌の上が妙に熱っぽく荒れている...
林芙美子 「清貧の書」
...しかも荒るるがままに荒れ果てた屋根や...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...みるかげもなく荒れ果てた小さな西金堂(さいこんどう)(これも天平の遺構だそうだ……)の中を...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...練兵場も荒れていて...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...家の様子などもずいぶんひどい荒れ方になっている...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雨風に荒れてはいますが...
室生犀星 「あじゃり」
...少年の声音だけが皆の荒れたのにくらべて...
室生犀星 「幻影の都市」
...秋遅い荒れ冷えた風が吹き...
室生犀星 「後の日の童子」
...荒れ地の中にあるこの山地は...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...永(なが)の留守中荒(あ)れ放題(はうだい)に荒れた我寺(わがてら)の状(さま)は気にも掛けず格別修繕しようともせぬ...
與謝野寛 「蓬生」
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