...奧深くして風荒るる天上(てんじやう)のいづこの庭に...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...わが魂(たましひ)の住家は、大み慈悲の胸なれば、人の世み冬の今をさむみ、旅路の小草しをれて、眺めよ、さのみ荒るるも...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...寺は唯荒るゝに任せた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...402 アイガイオーンは荒るる者を意味す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...果なく荒るる爭鬪の*靈の...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...駿馬の立ちたりし場(には)のむなしく荒るゝを見...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...奸計を工みて荒るる海の上...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...荒るるアレース誡めて叱りて彼に陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...こなたトロイア軍勢はさながら荒るる獅子のごと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...565逝ける愛兒の傍に戰鬪いたく荒るるため...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...猛威さながら獅子王の荒るゝが如く向ひ來る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...爾の手足は松の膚(はだ)の如く荒るゝ共...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...しかしこの雑草荒るるがままの荒野は私ら浦上人にとって恥でこそあれ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...後来大いに荒るるといえども宅を売るなかれ...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...風雪荒るる岳上の岩屋で相会ったのだ...
山本周五郎 「新潮記」
...ここも荒るるにまかせてあったを...
吉川英治 「新書太閤記」
...法勝寺の山荘も荒るるにまかせてあり...
吉川英治 「親鸞」
...荒るゝがまゝに荒れはてた悪路であつた...
若山牧水 「木枯紀行」
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