...ボーンズとその一党の荒くれ騎士たちに妙な工合(ぐあい)に苦しめられるようになった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...登志子の興奮した荒く波立っている心に小父さんの小言は堪えきれない程腹立たしいものだった...
伊藤野枝 「わがまま」
...荒くれ男を使って...
海野十三 「暗号音盤事件」
...憤然として言荒く*クロノスの子を責めて曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今のやつらは上にへつらって下からむさぼることばかり知っとる」今そこに当の敵のあるらんように息巻き荒く攻め立つるまだ無経験の海軍少尉を...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...一色の黝ずんだ灰色に手荒く塗りつぶされて...
豊島与志雄 「二つの途」
...手荒くつき飛されたりなんかした後で...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...低い前額、広い顳(こめかみ)、年齢四十足らずで目尻(めじり)には皺(しわ)が寄り、荒く短い頭髪、毛むくじゃらの頬(ほお)、猪(いのしし)のような髯(ひげ)、それだけでもおよそその人物が想像さるるだろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...傷も周囲も少し手荒くクレゾールで洗い潔めて...
永井隆 「長崎の鐘」
...そして盜賊としてお杉さんを手荒く捉へたのであります...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...途中に出た所が少し荒く風が吹(ふい)て浪(なみ)が立(たっ)て来た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...畜生のやうに鼻息荒く...
槇本楠郎 「文化村を襲つた子供」
...両馬暫く頭を相触れ鼻息荒くなり咆(ほえまわ)り蹴り合う...
南方熊楠 「十二支考」
...人心が荒くなり、うっかりするとどんな私刑にあわされるかわからない「この際」であった...
水上滝太郎 「遺産」
...台所で手荒く使えるような品だから...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...土間の横手の油障子が手荒く明いて...
山本周五郎 「お美津簪」
...犢(こうし)の神は鼻息荒く立ち上って...
夢野久作 「鼻の表現」
...名もしれぬ荒くれどもの手にはずかしめられるほどなら...
吉川英治 「神州天馬侠」
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