...茫々たる黄茅(くわうばう)に蔽(おほ)はれて...
芥川龍之介 「芋粥」
...茫然と事の次第を眺めていた僧たちは...
芥川龍之介 「邪宗門」
...東は太平洋茫々として際なく...
大町桂月 「金華山」
...あまりの不思議さに茫然たるほかはないのです...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...ただ一面に茫乎としているのだ...
豊島与志雄 「春盲」
...テナルディエは茫然(ぼうぜん)とした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...暫(しばら)く茫然と炭を見つめておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...広茫六十キロの規模において...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...果(はて)は自分の名誉に関係(くわんけい)する様な事が出来(しつたい)したりしたら何(ど)うする気だ」代助はたゞ茫然として父(ちゝ)の顔(かほ)を見てゐた...
夏目漱石 「それから」
...茫然として坐(すは)つた...
夏目漱石 「それから」
...茫然(ぼんやり)して兎角(とかく)の挨拶(あいさつ)さへ出來(でき)なかつたのだと云(い)ふ...
夏目漱石 「門」
...線路の上まで白いしぶきのかかるあの蒼茫(そうぼう)たる町...
林芙美子 「新版 放浪記」
...茫漠(ぼうばく)とした孤独感のみがひたひたと胸をひたした...
火野葦平 「糞尿譚」
...この手紙は何処で受けとつたのぢや?」レヴコーはこの思ひもかけぬ局面の転換に茫然としてゐたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そして茫然としている其角の手を両方からひっ掴(つか)むと...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...もういちど低く茫然と呟いた...
山本周五郎 「めおと蝶」
...全面積約百八十八町歩にわたる渺茫(びょうぼう)の泥湖(でいこ)を作りあげていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...且(か)つ茫漠(ぼうばく)たる原野(げんや)のことなれば...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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