...実際紫蘇や、茗荷や、はじかみや、そんなものの折り重つて生え繁つてゐるこの勝手口には、間のぬけた、辛味のきかない、愚者(おろかもの)のぼんつく蓼の一本ぐらゐあつた方がよかつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...酒をすすめ茗(ちゃ)を烹(に)た...
田中貢太郎 「西湖主」
...山の夏みかんもぐより売れた山からもいで夏みかんやばらばら雨・朝は涼しい茗荷の子(夏茗荷である)・はだかではだかの子をだいてゆふべ七月廿日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...萩にかくれて咲き残っている花茗荷をふと見つけた...
種田山頭火 「白い花」
...太田玉茗君と一緒に湖処子君を道玄坂のばれん屋といふ旅舎に訪ねると...
田山花袋 「丘の上の家」
...私と玉茗君とは、渋谷の停車場の方へ急いで歩きながら、『面白い好い男だね...
田山花袋 「丘の上の家」
...第一に思出すのは茗荷谷(みょうがだに)の小径(こみち)から仰ぎ見る左右の崖で...
永井荷風 「日和下駄」
...少(すこ)し丸(まる)みを缺(か)いた十三日(にち)の月(つき)が白(しろ)く其(そ)の一つ/\の茗荷(めうが)の葉(は)の上(うへ)に光(ひか)つた...
長塚節 「土」
...夜に到れば彼國にて明(あかり)す民家の燈たしかに見ゆるなりと渡海せし船人ども茗談(めいだん)す(伯耆民談)...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...夫より茗橋々下茶店にて待月...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嘗結茗渓社...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶山は蘭軒を訪うた帰途「茗渓即事」の二絶を得た...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茗水橋辺行客少...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この時根津(ねづ)に茗荷屋(みょうがや)という旅店(りょてん)があった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...又曰く未レ能三茗椀換二船一...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...抱茗荷の説をそのまま...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...うしろから翳(かざ)しかけた大傘の紋処はいわずと知れた金丸長者の抱茗荷(だきみょうが)と知る人ぞ知る...
夢野久作 「名娼満月」
...中橋(なかばし)すじの茗荷屋(みょうがや)という家を選んだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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