...十が九までは古い茅葺勝(かやぶきがち)で...
石川啄木 「鳥影」
...・朝風すゞしく爪(ツメ)でもきらう・なにかさみしい茅花が穂に出て・草しげるそこは死人を焼くところ蜘蛛が蠅をとらへたよろこびの晴れからつゆやうやく芽ぶいたしようがたま/\人が来てほゝづき草を持つていつたま昼青い葉が落ちる柿の葉・ぢつとしてをればかなぶんがきてさわぐ・けふもいちにち誰も来なかつた螢六月廿七日梅雨模様で降りだしたが...
種田山頭火 「行乞記」
...先月茅(ち)ヶ崎(さき)で物故した一文士に関する彼の感想を聞くにあった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...しかれどもその議論の標準なるものはただ一の茅屋(ぼうおく)中に住するの人民これなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...私は俳人其角(きかく)が茅場町薬師堂(かやばちょうやくしどう)のほとりなる草庵の裏手...
永井荷風 「日和下駄」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...茅が崎は引潮時に蛙鳴きいかに都の恋しかりけん七瀬さんの良人即ち唯一人のお婿さんが茅が崎の別邸で若い身空で亡くなつた時之を悼んだ作であるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...高き金峰(きんぷ)山は定かならねど、茅(かや)が岳、金(きん)が岳一帯の近山は、釜無(かまなし)川の低地をまえに、仙女いますらん島にも似たる姿、薄紫の色、わが夢の色...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...蛇に逢いて蛇がにげぬ時「天竺の茅萱(ちがや)畑に昼寝して...
南方熊楠 「十二支考」
...其処には身の丈けほども高い茅や薄が茂っていた...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...そこにある茅や蘆の枯れたまま林立してゐるのは...
室生犀星 「京洛日記」
...茅茨七八椽...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茅町(かやちょう)まで来てようやく我に返り...
山本周五郎 「柳橋物語」
...二軒ずつの茅葺(かやぶ)き屋根...
山本笑月 「明治世相百話」
...鎧(よろい)の渡舟(わたし)から茅場町(かやばちょう)まで一息に急いで...
吉川英治 「江戸三国志」
...低地の茅原(かやはら)や沼地をどんどん埋立てて行った...
吉川英治 「鬼」
...雨の漏る茅屋根(かややね)の下に...
吉川英治 「親鸞」
...こんな茅屋(あばらや)でも...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
