...葉の茂みの間で小さな菱形の窓硝子が月影に煌めいた...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...茂みのところまでくると...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...かれらは恐れているかのようにわたしの道から尻ごみしわたしが通りすぎてしまうまで茂みのなかでだまって立っているのであった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...果樹の茂みの中へ入って往こうとした...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...その茂みの中を分けて行ったら...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...後年「夏夜の夢」を観たり「フォーヌの午後」を聞いたりするたびに自分は必ずこの南国の城山の茂みの中の昆虫の王国を想いだした...
寺田寅彦 「夏」
...楓の茂みの向うに佇んでいたり...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...鬱蒼たる茂みが日の光を濾過して...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...四五本小杉が並んでる茂みの向うに...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...楠の枝葉の茂みの下に家がありました...
豊島与志雄 「幻の園」
...戦災当時は樹木の茂みにでも護られたかして...
豊島与志雄 「霊感」
...朝日の光が軒を蔽(おお)う椎(しい)の茂みにさしこみ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...「叱(し)ッ――まだまだ」林の茂みに覘(ねら)いをつけていた金蔵は...
中里介山 「大菩薩峠」
...容易にそのお薬園の茂みを立ち出でようとはしないらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...夏を彩(いろ)どる薔薇(ばら)の茂みに二人座をしめて瑠璃(るり)に似た青空の...
夏目漱石 「幻影の盾」
...とある干田の畔の枯葦の茂みで...
山本周五郎 「青べか日記」
...芦の茂みは浅い沼に続いてい...
山本周五郎 「青べか物語」
...川から堀らしい所へ入つて愈々眞菰の茂みの深くなつた頃...
若山牧水 「水郷めぐり」
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