...闊葉樹林の下に例の熊笹が繁茂していて...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...背高く繁茂してる雑草が冬枯れになっている...
豊島与志雄 「ピンカンウーリの阿媽」
...墓地本道の左右に繁茂していた古松老杉も今は大方枯死し...
永井荷風 「上野」
...何故(なぜ)というにこの閑地には繁茂した雑草の間に池のような広い水潦(みずたまり)が幾個所もあって夕陽の色や青空の雲の影が美しく漂(ただよ)うからである...
永井荷風 「日和下駄」
...わたくしはかつて『夏の町』と題する拙稾(せっこう)に明治三十年の頃には両国橋の下流本所(ほんじょ)御船倉(おふなぐら)の岸に浮洲(うきす)があって蘆荻のなお繁茂していたことを述べた...
永井荷風 「向嶋」
...樟などが繁茂している緑一色の中に...
火野葦平 「花と龍」
...其松の繁茂して杉林の景色を變ず可きに非ず...
福沢諭吉 「帝室論」
...繁茂した夏の群葉(ぐんえふ)ばかりで――何處にも開けたところはなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...枝が繁茂して空も見えないほど鬱蒼たる森林をなしていたであろうと思われる各種類の巨木が...
細井和喜蔵 「モルモット」
...その樹はこの由緒ある記念樹として今もなお活きて繁茂し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...秋になってそのよく繁茂した株ではその茎枝を分って四方に拡がり...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...各地方の随地に生じ土に接して低く繁茂し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...右地に繁茂しているいわゆる浜荻は...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...秋に種子から生え冬を越して春最もよく繁茂し小さい白花が咲いて実が出来る...
牧野富太郎 「植物記」
...山嶽谿間あつて大竹、喬木繁茂し、諸島會〔禽〕獸多く龜鼈(ぎよべつ)、貝類素(もと)より磯邊に充滿して産物足れる島なるとかや(伯耆民談)...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...峠の北側には非常に繁茂しておりますのに...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...蘭科植物などが繁茂した小島が在る...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...スコットランドではアネモネの花が野生で繁茂してゐるといふが...
吉江喬松 「山岳美觀」
便利!手書き漢字入力検索
