「芹」の意味
セリ科の植物
小説での「芹」の使い方
...たぬきは、へえ、芹川がねえ、と言って、にやりと笑った...
太宰治 「正義と微笑」
...家で静かに芹川君と交際しながら一緒に文学を勉強して行きたい...
太宰治 「正義と微笑」
...私は鴎外(おうがい)の歴史小説が好きでしたけれど、芹川さんは、私を古くさいと言って笑って、鴎外よりは有島武郎のほうが、ずっと深刻だと私に教えて、そのおかたの本を、二三冊持って来て下さいましたけれど、私が読んでも、ちっともわかりませんでした...
太宰治 「誰も知らぬ」
...芹川さんは、おいでになる度毎に何か新刊の雑誌やら、小説集やらを持って来られて、いろいろと私に小説の筋書や、また作家たちの噂話を聞かせて下さるのですが、どうも余り熱中しているので、可笑(おか)しいと思って居りましたところが、或る日とうとう芹川さんは、その熱中の原因らしいものを私に発見されてしまいました...
太宰治 「誰も知らぬ」
...急速に芹川さんの気持もすすんで...
太宰治 「誰も知らぬ」
...そっとその女の傍へ寄って芹(せり)や薺(なずな)を懐へ押し入れさせ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...二句・話しつかれてほつと千鳥が・笠もおちつかせて芹のうまさは・山の水をせきためて洗ふのがおしめ・いつも空家のこぼれ菜の花・すこし寒い雨がふるお彼岸まゐり・夜ふけの風がでてきてわたしをめぐる・触れて夜の花のつめたし・夜風その奥から迫りくるもの・こやしあたへるほそいあめとなり三月十九日すつかり春だ...
種田山頭火 「其中日記」
...葱よりも芹の方がうまい...
豊島与志雄 「崖下の池」
...それとも従五位(じゅごい)の槍が怖(こわ)いかな」芹沢はこういって近藤...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぜひとも命を取らにゃならぬ」低く話すつもりでも高くなりがちな芹沢の声音(こわね)...
中里介山 「大菩薩峠」
...酒のせいで頬が熱い」芹沢は...
中里介山 「大菩薩峠」
...やむを得ない」その芹沢に厄介になろうという希望も撤回せざるを得ないと...
中里介山 「大菩薩峠」
...玉芹の毒に中(あ)てられて...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...それは水芹(みずぜり)だった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...松平まき子さんと麻布のみち子さん杉本染子さん芹沢十四子さん川瀬光子さん等のがあります...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...君が折る峰のわらびと見ましかば知られやせまし春のしるしも雪深き汀(みぎは)の小芹(こぜり)誰(た)がために摘みかはやさん親無しにして二人はこんなことを言い合うことだけを慰めにして日を送っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また芹沢介君もこの本に依っていよいよ工藝の一道を歩く事を決意したと友人に話していたそうである...
柳宗悦 「四十年の回想」
...田芹の生えた畔を通り...
横光利一 「悲しみの代價」
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