...ヘリオトロウプの艶に仇めいた移香(うつりが)かと想像してみると...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...三味線箱の上に乗せたスケッチ帳の上に両肱を左右に突き出すようにして書いている千賀菊の姿は艶に見えた...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...艶にゆかしき夕なり...
田澤稲舟 「五大堂」
...妖艶にして二十四歳...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...様子がヒドく妖艶に見えるのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...お艶に言はせると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小艶に死なれた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お孃さんのお艶に白い齒も見せないのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お艶に手傳はせて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お艶に付き纏って居るのが五人...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼女はいつまでも妖艶に...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...み侍み経を艶に読む夜などをかしかりける一人臥しかな源氏の紫の上などを思つて読まれたものではなからうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この女かくまで美艶にして...
南方熊楠 「十二支考」
...天井から来る明るい燈光の煌(かがや)きと、大卓子の一隅からのデスク・ラムプの乳色を帯びた柔い光とを受け、書斎の高いの腰羽目は、落着いた艶に、木目の色を反射させている...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...笑い声は依然として或は妖艶に...
夢野久作 「二重心臓」
...婚期に逼った娘の色艶に見えて...
横光利一 「旅愁」
...お延の濃艶に蝕(むしば)まれている新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...一かどの武将が手艶にかけた業物(わざもの)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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