...神の使の童供に舁(か)かせ給ふも見ゆ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...文太郎は東か西かをも辨へず唯日の當らぬ涼しい空氣の中に舁ぎ下ろされた事許りを意識してゐたのであつたがこの言葉を聞いて春三郎以上に蘇生の思ひをした...
高濱虚子 「續俳諧師」
...武士は籠舁どもがどんな処をどんな容(ふう)にしてやっているだろうと思って...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...品川までは江戸の人足のカンバンでも着たのに駕籠を舁かせて来たが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この際は父の進む前に厳めしく舁がせる...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その垂駕籠を主人自ら鄭重に奥へ舁入れた事を今も覚えている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...左右の駕籠舁の方に気を兼ねるらしい心持...
中里介山 「大菩薩峠」
...神輿(みこし)を担ぐように大勢して舁(かつ)ぎ上げたようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...前の酔っぱらいの駕籠舁とは違った屈強な駕籠舁で...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれにもかんがえがある」大声で駕籠舁(かき)どもに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……駕籠を舁きだしておいて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...駕籠舁というものは身体ひとつが資本...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...駕籠舁(かごかき)の頻りに駕籠をすすむるを耳にもかけず「山路の菊野菊ともまた違ひけり」と吟じつつ行けばどつさりと山駕籠おろす野菊かな石原に痩せて倒るゝ野菊かななどおのずから口に浮みてはや二子山鼻先に近し...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...駕籠を舁(か)く人は苦しいでせうね...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...神輿(みこし)を舁(かつ)ぐ若い衆は派手な襦袢(じゅばん)に新しい手拭鉢巻(てぬぐいはちまき)...
柳田国男 「木綿以前の事」
...あまつさえ末は馬子か駕舁きとは武士として聞き捨てならん言葉だぞ」「おれのほうもそうなんだ...
山本周五郎 「思い違い物語」
...法師武者に舁(か)かせ...
吉川英治 「私本太平記」
...人足に荷梱(にごうり)を舁(か)かせて...
吉川英治 「松のや露八」
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