...唯(ただ)機の至るのが待ちあぐまれるばかりだった...
海野十三 「間諜座事件」
...手頸から指先に至る微妙な掌(てのひら)の動かし方...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...年月は一七八〇年三月から一七九二年八月に至るまでの十二箇年余...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...また同時に発達したりといえども異種雑類たがいに相混合するは事物のいまだ進化せざる以前の本色にして近古に至るまでほとんどその区別を見るあたわざるがごときものあり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...現代に至る唯物論であったからだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...現在に至るまで絶無とは言えない...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...学問はついに局面を変えるに至るであろうと考えてる者のひとりだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...以上兎も角釋詁から釋訓に至る三篇は詩書の古い部分...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...本所小梅(ほんじよこうめ)から押上辺(おしあげへん)に至る辺(あたり)も同じ事...
永井荷風 「水 附渡船」
...かくては社会総体の人が悉(ことごと)く破産するにも至る訳だから...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...三部作『東京』を経て『石合戦』『伴林光平』に至るまでの多彩な業績は...
野村胡堂 「胡堂百話」
...至るところで多くの人家が倒壊して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...これでおきせの罪に至るの経路もまともに聞きまこと同情に値するものであることがよくよく聴衆に肯かれるし...
正岡容 「我が圓朝研究」
...しばしば死に至る争闘を絶えずひき起し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...十三年に至るまで行はれた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春夏の月日をば長崎より江戸に至る往路...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この年には七月から九月に至るまで虎列拉(コレラ)が流行した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それは決して決して和合に至る賢明な道とはならぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
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