...そこに論者が自分勝手に一つの動機を捏造(ねつぞう)していることである...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...」「善悪不二」と言つたり「不思善不思悪」と言つたりする仏家の言を自分勝手に解釈して其の頃の自分の心持にぴつたりとはまるやうに思つたのも其の頃であつた...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...馬が自分勝手に路を戻りかけたことをさす...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ドシ/\と自分勝手に訳してしまふのである...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...それにするのよ、あなたの方で、自分勝手に...
夏目漱石 「明暗」
...姉は自分勝手に家出をするやうな人では御座いません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼もこのへんの小徑を自分勝手にPhilosophen(フイロゾフエン)Weg(ウエグ)と呼んでゐたくらゐだつたのに...
堀辰雄 「恢復期」
...そのときは半分以上も字の意味が分らないままに自分勝手にそれをハイネ好みの甘美な詩に仕上げてしまつてゐた奴が實はハイネの晩年の...
堀辰雄 「旅の繪」
...そのときは半分以上も字の意味が分らないままに自分勝手にそれをハイネ好みの甘美な詩に仕上げてしまっていた奴(やつ)が実はハイネの晩年の...
堀辰雄 「旅の絵」
...私が自分勝手に作り上げている架空の姿に過ぎないのではないか...
堀辰雄 「菜穂子」
...私が自分勝手に作り上げている架空の姿に過ぎないのではないか...
堀辰雄 「楡の家」
...私は自分勝手にテレて...
牧野信一 「砂浜」
...自分勝手に周子などゝいふ女と結婚したのが...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...かえって私の友人の大学教授夫人の方がよっぽど豊かで自分勝手に着物や帯を買ってるのを見て羨ましかったのでした...
柳原白蓮 「私の思い出」
...だから、彼等少年少女は、自分勝手に迷い、疑い、悩んで行かねばならぬ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...自分勝手にされたものであることが判明しましたので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...みな自分勝手に受け取って...
吉川英治 「夏虫行燈」
...自分勝手に顔色をほてらせ得るという性能に対して...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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