...この意味に於いて自己に固執するもののみ始めて自らの主である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...あまりに情を放ちて自ら恣(ほしいまゝ)にするさまも見えき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...皆自ら國を毀つなり...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...自ら苦学力行してその技能を習得したのである...
谷崎潤一郎 「細雪」
...復た自ら今後の難局に当らむとするの抱負あるものなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そして自ら訳が分らずに...
豊島与志雄 「二つの途」
...自らなぜかをもよく知らないで多くの好奇(ものずき)な人々が集まって来るのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...而して一方からは自ら正義党と称し...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...」「自ら招いた責任よ...
直木三十五 「ロボットとベッドの重量」
...自ら他によって表現することのできない言表が出て来るものである...
西田幾多郎 「国語の自在性」
...自ら天皇の地位についた人もいる...
蜷川新 「天皇」
...われわれ自らその中にあつて生きる所のものを...
波多野精一 「時と永遠」
...自らの手足を食う章魚(たこ)である...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...誰も自ら捕へたためしもなかつた...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...只此處にては古今東西に通ずる文學の標準(自ら斯く信じ居る標準なり)を以て文學を論評する者に有之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...そうして自らの力において...
柳宗悦 「工藝の道」
...議員の方から自ら進んでこれを要求し得るものとし(五三)國會の機能發揮に遺憾なきを期してゐる...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...子の襁褓(むつき)を自ら濯(すす)いでいるという有様だった...
吉川英治 「黒田如水」
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