...手水鉢(ちょうずばち)に臨んでいるだけだった...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...かくてはやがて命終(めいしゅう)の期(ご)に臨んで...
芥川龍之介 「邪宗門」
...そのまゝの心で子供に臨んでゐた...
有島武郎 「子供の世界」
...これがこの選挙に臨んで...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...折に触れ事に臨んで断片的に記述したものを集めて...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...河へ臨んで自分の姿を寫して...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...しかし甲はまたある場合に臨んで利害を打算せず自他の区別を立てないためにたのもしくあたたかい人間味の持ち主であることもありうるであろう...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...それは一般クリシスに臨んでいる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...各自の趣味と見識とはその場合場合に臨んでは...
永井荷風 「西瓜」
...浴衣(ゆかた)を引っかけたままで暫く渓流に臨んで湯上りの肌を...
中里介山 「大菩薩峠」
...その三文信用を挟(さしはさ)んで人に臨んで...
二葉亭四迷 「浮雲」
...赤黄紫さまざま咲いてどれも可愛い恋の主年をとっても浮気は止まぬ恋し草木のある限り恋の草木を両手に持ちて劣り優りのないながめ草木への愛終わりに臨んで今一言してみたい事は...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...東堂は左下(さがくか)に瘤(こぶ)を生じたので、自ら瘤翁(りゅうおう)と号していたが、別に臨んで、もう再会は覚束(おぼつか)ないといって落涙した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...じっさいそれらの境界に臨んで正しい選択をすることは容易なことではないからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...別れに臨んでも、もはや云うべきことはなかった...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...しかしその気持はここへ臨んでからのものである...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして高舞台の勾欄(こうらん)の端から下を臨んで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...生命がけの冒険に臨んででもいるように...
吉川英治 「平の将門」
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