...若しくは勝氣から來る臆病から解釋して了ふのは聊か僕を見損つたものであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...判断が臆病になり...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...一面には人に対して頗る臆病であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...臆病のお手柄なんだから...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...口をきくのさへ臆劫になつて來た...
竹久夢二 「砂がき」
...臆病な私には、人の結婚の世話など、おそろしくてたまらなかった...
太宰治 「佳日」
...これは全くの臆測(おくそく)であるけれども...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...君子の胸臆は小人の忖度(そんたく)する能はざる所...
津田左右吉 「仏教史家に一言す」
...彼れ剛臆をためすのみ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...他人にすがりつきたい本能的な臆病(おくびょう)な要求に駆られていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いざとなると大変臆劫(おっくう)に感ぜられた...
夏目漱石 「こころ」
...番頭の弥八と、養子の品吉は、たった一と口啜っただけで助かった」「お嬢さんは放って置いても助からなかったでしょうか」「いや、お嬢さんと与之助は至って軽かった、与之助などは、ひどく吐いた後はケロリとしている、青くなって寝て居るのは、気臆れのせいだ、あれだけ吐くと、大抵の毒も腹には溜るまいよ、運が良かったのだ」それだけのことを言い残して、順庵はせか/\と帰って行くのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんな臆面もない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...臆病という単語の意味すら忘れていたけれども...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...臆病者などゝ暴れて...
牧野信一 「好色夢」
...少々臆病すぎるくらい用心深いのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「なにが侮辱です」「いまの言葉は侮辱だ」「臆病者とか卑怯者とか云うよりもですか」「こいつ新参者のくせに」と...
山本周五郎 「花も刀も」
...当然そうなったと見るのは臆測でも無理であるまい...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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