...それが何百膳(ぜん)だかこてこてある...
芥川龍之介 「水の三日」
...六十六程なくあつらへた肴が二三品載せられて膳が運ばれる...
高濱虚子 「俳諧師」
...膳の上を見ると飯を喫(く)ったと見えてお菜(かず)を荒してあった...
田中貢太郎 「狐の手帳」
...とうに食べおわったお膳をまえに...
谷譲次 「踊る地平線」
...二階から下って来た膳の上のものの始末をしていた...
徳田秋声 「足迹」
...神尾主膳はじめ一座の者は...
中里介山 「大菩薩峠」
...主膳とお絹は、またもいい合わしたように、二人が前後から鎧櫃を囲んで、ついにその錠前へ手をかけてみました...
中里介山 「大菩薩峠」
...主膳の傍らに隠れがを求めている低能娘ひとりを当てに叫ばるる声に相違ないけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで、憤然として山を蹴って出づべきだが、今日の主膳は、左様な侮辱にひるまないで、更に、輪王寺の重役、鈴木安芸守(すずきあきのかみ)をたずねて、ここでは意外の珍客としてもてなされたものだから、いくらか溜飲を下げて、そこで、久しぶりに安芸守信博と対面をしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに主膳はいささか気をよくしているのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...兄弟は寛(くつ)ろいで膳(ぜん)についた...
夏目漱石 「門」
...南部大膳大夫重信様に間違いはございません」「フーム」笹野新三郎もこんなに驚いたことがありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...父の晩酌のお膳(ぜん)の前に座るのを...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...附そひの女が粥(かゆ)の膳を持来たりて召上りますかと問へば...
樋口一葉 「うつせみ」
...朝飯の膳が運ばれて...
水野葉舟 「香油」
...昼飯の時に焼いた干物を食膳の上へじかに抛(ほう)り出されたには驚いた...
山本周五郎 「青べか日記」
...おりうは膳の前へ来て坐り...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...そして飯にしよう」十一食膳に向うと伝九郎はもういちど驚ろいた...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
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