...飛立(とびた)つやうに膝(ひざ)を立(た)てたが...
泉鏡太郎 「一席話」
...蔵前(くらまえ)の家から俥(くるま)の上を母の膝に乗せられて木挽町(こびきちょう)へ行った五つか六つの頃...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...涙を垂れて父神の膝にすがりて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...両手を膝までおろさんばかりにして...
直木三十五 「南国太平記」
...膝を探って行くと...
直木三十五 「南国太平記」
...膝の上に置いている毒薬の入った掌を...
直木三十五 「南国太平記」
...膝の上にしなだれかゝつて...
永井荷風 「来訪者」
...教阿弥陀仏と名乗って常に法然の膝元で教えを受けていたが...
中里介山 「法然行伝」
...そしてそれを自分の膝の上までもつてきて...
平出修 「計画」
...先生と二人っきりのところへ」彼女は博士の膝に顔をふせてすすり泣きはじめた...
平林初之輔 「人造人間」
...両膝を抱いていたかもしれません……「この画を思い出されますか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...ズボンの膝をひきしめるようにしながら...
宮本百合子 「刻々」
...草鞋のひものゆるんだのに気付いて七三に膝を突いて締め直している...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...わたくしはなんでも一と思にしなくてはと思つて膝を撞(つ)くやうにして體を前へ乘り出しました...
森鴎外 「高瀬舟」
...その手で膝を打ちながら叫んだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼は姉の膝の上へ頭を乗せて母のほつれ毛を眺めていた...
横光利一 「赤い着物」
...こういう手紙を届けてまいった男がございます」縁に膝をついて一月寺の番僧...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いつの間にか膝がくずれ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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